指摘されることは宝物

ゴルフなびではメルマガをたま~に発行しています(笑)。このブログと同じく気ままに発行、月2回ぐらいでしょうか?ゴルフなびのイベントなどのご案内を主にお送りしています。 そんな、たま~にしか発行しないメルマガを1日に2回発行することに。 そうです。発行したメルマガに『間違い』があったのです。すぐさま訂正メールを送ったため、2回発行となりました。 今回気づいたのは自分自身ではなく、お客さまからのメールでのご指摘でした。ただし、そのメールの結びがうれしかったのでご紹介。 ===メールの一部===== これはクレームではありません 毎回寄せられるゴルフなびのメールを大変楽しみにしている私の 独り言です ================== 指摘する人も、実はすごく気を使いますよね。でもこんなメールだと、その方の人柄も感じ逆に感動してしまいます。メールありがとうございました。

ティーショットからプレッシャー ~北上CC~

お盆の終りに知人に誘われ、12年ぶりに北上カントリークラブをラウンドしてきた。 以前ラウンドした時はオープンコンペへの参加。同伴競技者に78歳の方がいて、その元気なプレーに『こんな風に年を取りたい』と感動した思い出の場所でもある。(年をとっても元気にゴルフをしたいという思いから、年配者にしかできない名誉、エージシュートを頂いて会社名にしています) そんな思い出がありながら、コースに関する記憶はほとんど残っていない(汗)。でも今回はメンバーさんと同伴だったので、いろいろ教えていただき心強かった。 さて、そのコースの方だが、一言でいうと『手強い』。①ティーショットからプレッシャーを感じる。ホールの片側が谷(落ちるとOB)だったり、横から林がせり出していて、狙いどころを狭めていたりとティーショットからショットの精度が試される。この日は調子のせいもあるがフェアウェイを捕えることが少なく、これでラフが長かったら・・・・ゾッとしますね。 ②グリーンが難しい。この日は朝からストロークがスムーズでなかったのだが、距離感とラインが結局最後まであわず、痛恨の38パット。スピードも結構ありましたが、メンバーさんに聞くと『晴れてくれば(この日は朝から小雨)もっと早くなるぞ』とのこと。 1ホールのアップダウンはすくない丘陵コース。カートはリモコンカートで歩くのが好きな方にはおススメ。芝の状態も良く、気持ちよくラウンドはできる。しかも戦略性が高く様々なレベルの方が楽しめるコースではないでしょうか。 北上CCは8月いっぱいまで、前の日の天気予報が30度を超えると、昼のドリンク2杯までサービスを実施中。この日もしっかり2杯、頂きました。 ゴルフレンジ・アプローチエリアなど、練習場も完備。 ゴルフレンジは15球(100円)。隣のお兄さんたちが『時間がないので、良かったらどーぞ』と置いて行ってくれたボールも含め、70球を打つ。(ちょっと打ち過ぎた) スコアは86回 結果は上出来だが、3パット6回の計38パットは悔やまれるなー。

フルバックはモンスター ~ニュー軽米CC~

8/12のゴルフなびコンペは人数が少ないため中止となりましたが、せっかくゴルフモードになっていたのですから、中止の連絡と同時にお客様にお声を掛け、プライベートでラウンドすることになりました。 しかも、ご一緒する方の中に片手シングル(ハンデ5以下)の方がいて、『バックティから回るべ』という話になり・・・・・ なんとっ!今回はモンスターコースニュー軽米CCのバックティ(ブラック)からラウンドしてきました。 ニュー軽米CCは27Hのゴルフ場で、今回のラウンドは『桜-七竈』コースをプレー。バックティからだと全長7,057ヤード。コースレートは73.0。しばらくの間、フロントからエンジョイゴルフしかしていなかったのでちょっと緊張する反面、長い距離に挑戦するワクワク感もあり、ドキドキの中スタート。 以前、1回ラウンドしたことがあるんですが・・・、細かいレイアウトまでは思い出せない。狭くて難しいコース。ドッグレッグや1ホール中の起伏もあり、コースを知らないと狙いどころがわかりにくいという印象だった。 案の定、スタートホールとなった桜1番ホールも狙いどころが難しい。落ち際が見えないところへティーショットを打ってしまって、ハラハラしたが結果は何とかセーフ。しかも今回はフルバック。ラウンド経験者のアドバイスとカートに搭載されたGPSなびを見ながら慎重にプレーしようと気持ちを引き締める。 ティーショットは相変わらず右に左にとブレるんですが、今回は予想よりもぶれ幅が少なく、私にしては上出来!(池ポチャは1回ありましたが、OB無し)。ただし、ドライバーが平均230Yぐらいの飛距離では、2打目の距離も残り、当然パーオンするわけない。寄せて2パット、ボギーペースを目標。 ロングホールは2打目で距離がしっかり稼げればパーチャンス。 そしてミドルホールも桜6番の486ヤードのPar4(ばけものホール)などを除けば400Y以下のミドルホールも多い。ティーショットさえうまくいけばパーオンチャンスもある。 一番厄介なの、ショートホール。桜3番218Y,桜8番221Y、七竈4番194Y,七竈7番188Yと距離が長い。ここをどうやって切り抜けるか!?今回は、なぜかウッド系が良く、今年6月のラウンドで3Wと5Wを使うことを覚えた私は(ウッド系は苦手で、今年の6月までほとんど使うことがなかったが)、ティーショットをそこそこに打ち、寄せて2パットと狙い通り。桜の8番では1オン2パットのパーがきて、4ホールを3オーバーと上出来の結果。 全体的には良かったはずなのに、詰めの甘さも。 バンカーショットを2回もミス。ホームラン病(汗)。そのホールはアプローチやパターにもミスが連動し大たたきをする。 まあまあの調子ながら上がってみると45+45=90。 目標の80台には1打足りず・・・無念の結果でした。やはり、まあまあぐらいでは結果をださせてくれないニュー軽米CC。次来るときにはビシッとリベンジしたいですね。 久々に長い距離のホールをプレー。しびれましたがやっぱりバックティは面白いし、燃えますね~。距離のプレッシャーがなく楽にくプレーすることも楽しいですが、厳しい状況の中プレーすると自分の下手くそぶりが明らかになり、『向上心スイッチ』オンします(無性に練習したくなる)。どうやら上達するには、コースに叩きのめされることも必要のようです。 スイッチの入った編集長。次回の9/8(火)のゴルフなびコンペ9月大会を楽しみに! 写真は昼食のスペシャルナポリタン。料理の良さもモンスター級です。

ゴルフなびコンペ8月大会 今回は中止です

8/12は『ゴルフなびコンペ8月大会』でした。残念ながら予約が少なく(2組)、コンペとして開催するのは困難と判断し、今回は涙をのんで中止にいたしました。(3組以上なら・・・)まだまだ魅力的なコンペではないなとつくづく反省しております。 裏話としては、中止後にご予約のお電話が3件あり、その3件があれば開催できていたんですが・・・・。通常は空き枠があれば直前でも大歓迎なんですが、既にご予約いただいていた方へのご連絡も含め、早めが良いと判断し1週間前に中止を決定させていただきました。 次回は9/8(火)大館カントリークラブ。 なんとしても開催したい!。是非ご予約をお待ちしております。  

みちのく古都CC 初ラウンド!

先日、みちのく古都CC(岩手県奥州市)を初ランドしてきました。 みちのく古都CCのWebページはコチラ http://www.michinokukoto-cc.co.jp/index.html 以前から『いいコースだぞ』といわれて、行ってみたいと思いつつ、なかなか機会に恵まれなかったが、今回ゴルフ場のコンペに呼ばれたので喜んで参加してきました。 全長はフルバックティからは6810Y。今回はホワイトティだったので5986Y。ちょっと短め。 山すそに広がる丘陵コースではあるが、全体としてはほぼフラットでプレーがしやすい。また、隣接するホールとセパレートする木も少なく、トラブルになりにくいですね。 ただし、数カ所のアップダウンがあるホールや谷越え、池を絶妙に配置することでアクセントになり、戦略性が高く楽しめる。数カ所のドッグレッグではティーショットのクラブ選択も悩みますね。(NO.7は見事突き抜けOB) ティの位置を変えることによって初級者~上級者までが楽しめるコースです。 その中でも名物ホールはここ! グランドキャニオン?といわれるこのホール。INコースNo.15 Par5。 ティーショットは谷越え。そのあとは、グリーンまで上り傾斜が続く。   1打目地点の両脇は断崖の岩場。これがグランドキャニオンと呼ばれる理由。 当るとどこに跳ねるか予測不能の崖。この景色はなかなか見れないですね。名物名物(^_^)/   フロント周りやロッカールームなど、クラブハウス内は広くとても綺麗で気持ちが良い。     外観も純和風っぽくかっこいい。 これで、練習場なんかがあれば最高ですけどね~。   私自身、今回のラウンドはOB後の特設ティからのカップインや3連続バーディなどもあり、スコアがまとまったという理由もあるが、おそらくスコアは出しやすいコースではないだろうか?(今季ベストの40+35=75) ティーショットにもそれほどプレッシャーを感じず伸び伸び打てるレイアウトで、気持ち良くプレーできエンジョイゴルファーには断然おすすめです。 早朝好きわたしとしては、平日3500円、土日4500円のこのプランがメチャクチャ魅力的ですが・・・  

夏のフォア~コンペは・・・やっぱり雨だった

IBCラジオの番組『村松文代のフォア~』から企画された、フォア~コンペが、7/28岩手沼宮内CC南コースにて開催された。 今回が、5回目の開催。 ゴルフなびもご縁があり、第2回目からお手伝いをさせてもらっていて、おもに当日のスイング連続写真撮影をしてます。 中々自分のスイングを見ることが無いという方も多く、結構喜んでいただけてます。 しかし、このコンペなぜか雨が多い。 自他ともに認める雨男編集長として、「大変申し訳ない」という気持ちと・・・・ これだけいつも雨が降るってことは、「俺ってなにか持ってるかも・・・」超プラス思考が絡まり、大変複雑です。

自分より上手な人とのラウンドは、ものすごく参考になります

先週、2つのコンペに誘われ参加してきた。 1人参加なので当然組合せ。二日間とも初めての方とのラウンド。 そして、なんとその二日間ともトップアマの方と同伴することに(汗)。 上手い人とのラウンドは多少緊張はするものの、私にとっては最高の時間でしたね。 自己分析では、私は理論派を装った、チョ~感覚派でして。 本を読んだり調べたりし計画していくことも好きなんですが、最後は感覚で決めていくような人・・・・(人はこれを、行き当たりばったりともいう) 逆に感覚的に腑に落ちないと、なかなか決断もできない。(人はこれを優柔不断ともよぶ) ゴルフも今まで色々教えてもらって、理論的に理解したときよりも、実際に見せてもらった時の方が感覚的に理解しやすく、のみこみが早い気がします。 (自己中心的なような気もするが、まぁこんなもんです) そんな私にとって、うまい人とのラウンドは教えてもらわなくても、脳みそのどこかをチクチクと刺激してもらえるのです。 今回も言葉にできない刺激をもらったが、言葉にして伝えることができるとしたら 上手い人は 〇精神状態が安定している(落ち着いている) 〇パットが強気 来月のなびコンに生かせるか!? 乞うご期待。

やはり、評判通りでした ~みちのく国際GC~

青森県内でも評判が良く大人気のコース「みちのく国際ゴルフ俱楽部」に行ってきました。 なかなかラウンドできなかったのですが、コンペのお誘いを頂き、今回初ラウンド。 ラウンド経験のあるお客様からの評判は高い。コースメンテナンスが良くご飯も旨い。人気が高くていつも混んでるよ・・・と。 ただ、今回あまりに楽しくラウンドしてしまい・・・写真をあまりとっていない!なんてこった! ということで、数枚撮った写真をアップしておきます。m(__)m ★コースメンテナンス いいですね~。芝の密度が違います。グリーンも当然ですが、フェアウェイがこれぐらいしっかりと状態なのは気持ちがいい。これで、乗用カートがコース乗り入れしてるというのだからなおさらすごい。 DSC_0081 コースは全般的にフラット&ストレート。5番ホールが直角ドックレッグで、それ以外はティーグランドからグリーンが見える。アップダウンが少ないが、フェアウェイはアンジュレーションがあり、難易度をアップさせている。 印象に残っているのはグリーンの堅さ。パターでたたくと「ポン・ポン」といかにも堅い音がする。長めのクラブでグリーンに直接行くととまらない。ご同伴したメンバーさんは手前のピンには花道からワンクッションでのせていく。でもボールマークがまったくつかないわけでもない。高い球や、しっかりとスピンが効いていれば直接グリーンでも留められる。こういうのが良いグリーンっていうんだろうな・・・・今どきのボールのような飛んで止まる、みたいな構造なんでしょう。(コアは固くと表面が柔らかい) 花道は意外と開けていて、むずかしいガードバンカーも少ない。確実に手前から攻めるとスコアは作りやすい。でも、これでラフを伸ばされたら・・・難しいだろうな(汗) ★カートの乗り入れ カートはフェアウェイへの乗り入れ可能。雨の時は乗り入れできないとのことだが、今のところほぼ乗り入れできているとのこと。 フラットだからできるということもあるが、これは楽チン。 でも、歩くのが好きな私は(日頃の運動不足解消)・・・・結局は歩く (^_^)/ ★GPS付ナビゲーション 残り距離が表示されるナビゲーション。他コースで利用したことがあるがカート道路上からではなかなか使いにくいもの。(普通のヤーテージ杭とそんな変わらない) でも カートのフェアウェイ乗り入れ×GPSナビ はGPSなびの本領を発揮。ボール近くまでカートを移動させ残り距離を測定。しかも今回はキャディ付だったので、各ボールに次々移動してもらい残り距離を教えてもらう。メチャクチャ便利。 ★コンペシステム GPSナビにスコア入力ができる機能がついている。ホールアウトすると4人のスコアを入力していく。プレー終了後はプリントアウトされスコアを記入する必要がない! しかも、途中経過も表示され・・・・14番のパー5でダブルパーを叩いた私の成績もすぐにバレ・・・「籠澤さんどうしたんだ・・・」と前の組に声をかけられる。2OBなんですけど・・・・(汗) ただし、パター数がチェックできなかったり、前のホールのスコアを確認するときはGPSナビを操作しないといけないなど、必要な人はスコアカードと併用するといいでしょうね。 ★ごはん 写真はこれだけです。すいません。初物だったのでこれを注文。冷やし中華!見せ方が上手いし、ちょこっとデザートがついているのもうれしい。 コースは最高。適度な難易度でいろいろなレベルのゴルファーが楽しめる。しかもカートの乗り入れができ、GPSナビ付で残り距離もばっちり把握。今回ついてもらったキャディさんも良く、このコースのコンペならキャディ付がお勧めです! 人気が高い理由を実感! おまけで・・・・ ダブルパーのホールがまんまとはまり、豪華賞品もいただきました。ゴルフなびコンペではなかなか結果を残せていない「自称 新ペリア王子」がこんなところで・・・(汗)

陸前高田の4中学校を訪問2/2 -市内をぐるっとドライブ-

昨日、陸前高田市の中学校を回りながら、市内を回ってみる。 やはり、ここの地域の被害が甚大だったことを感じる 気仙中学校の校舎。ここは保存されるそうです。 生徒たちは日頃の避難訓練もあり、すぐ裏手の山へ逃げて無事。 校舎の右側に見えるのは『奇跡の一本松』
2年前はさら地だった場所が、今は盛土工事真っ最中。 高い盛土の中を走っていると、どこの採掘現場に来たのか?と思う景色。最大かさ上げ12m。巨大な工事が進められている。
空中に張り巡らされた全長3km(総工費120億円)のベルトコンベア。山を削って土砂を運ぶことで工期9年⇒2年に短縮。 見学ツアーもあるらしく、見応え十分ですが、個人的には複雑な思いで見させてもらいました。 これだけの工事が本当に必要なのだろうか? 自然を壊しながら、どんなに想定してもしきれない自然の驚異に立ち向かう為、巨額の予算を使う。また、統廃合される学校やその校舎、復興住宅、そのたインフラ整備にしても同様。 でも、復興工事に関する話を訪問先で雑談で話すとき、皆さんの顔が少しだけ曇るような気がする。 おそらく、私なんかより住民の方々の方が不安なのではないだろうか。これだけの工事をしてはたして住民は戻ってくるのであろうか?震災前だってシャッター街になりつつある場所に、活気は戻るのだろうか?高い堤防の建設により、海が見えなくなる不安。他の地域でも災害発生している中の莫大な予算。学校の統廃合も将来2校への統合で話が進んでいるが、将来の人数を見据えると人数的には1校(各学年3クラス)で十分なんじゃないか? そんな不安な顏を見てしまうと、私が良いかどうかなんて考えるのが無責任なことのように思えてくる。 『今は決めたことを信じて、最善を尽くしていくしかない。』 恐らく答えは数十年後、いや数百年後じゃないとわからないのだから。 前を向いて進め!・・ですね。

陸前高田の4中学校を訪問1/2 -寄付金をお渡し-

先月の3日(5/3)に実施したチャリティイベント『盛岡大通りへいこう』の寄付金を、昨日(6/2)陸前高田市の中学校4校(横田中、気仙中、高田東中、高田第一中)及び陸前高田市小中学校復興基金へ直接お渡ししてきました。 1日かけてて5か所を訪問。 個人的な印象ですが一つ一つステップを踏んで進んではいるものの、人々の感情や思いの変化に対して、制度変更や復興工事などが追いついていない。 『もう、待ってはいられない』のだ。 そんな中、学校の統合等で今なお不安定な状況の中、各校長先生・副校長先生達は詳しく丁寧に、時には笑いながら実体験を話してくれる。 皆さんからは 『この状況を、しっかりと発信し、伝えていかなければいけない』 という強い思いを感じる。 いろいろなお話をバラバラですが、書いてみる。 まとまっていないところもあるのでご了承を。
★☆『校庭をしらない子供たち』 各校共通なことは、校庭に仮設住宅が今なおぎっしりと並んでいること。 周囲の協力等により近隣に運動場は確保できているが、そこの名称は『グラウンド』とか『仮設グラウンド』と呼ばれる。 「(本当は)ここから、良い眺めなんですが」という言葉の裏側にある複雑さを感じないわけにはいかない。 高田東中学校は新校舎を建設中。今年度末予定だったが、入札不調・工事の遅れ等で日程が来年度のにずれ込んでいる。
★☆『今年の新入生は3人』 横田中学校は今年度末をもって第一中学校と統合する。 人数の減少理由は過疎化等が大きな理由だが、もう一つは中学進学時に学区外への入学をする生徒がいるということ。 人数が少ないということは、手厚い教育が受けれる反面、部活等の選択肢が極端になくなること。 統廃合の話は震災前から出ていて、待ちきれない親が先に学区外への入学をさせているようです。
★☆『前を向いて歩いて欲しい』 今の震災体験の子供たちは、充分すぎる体験をした。だから、前を向いた話をしていきたい。 ただし、数年後の入学してくる震災を知らない子供たちに対しては、しっかりと震災を振り返ることを忘れないようにしたい (高田東 吉田校長先生)
★☆『家庭環境は落ち着いていますか?』 2年前に伺った学校で子供たちの状況をお聞きした時に 『生徒が安心して学べるには、まずは親が安定(経済的・精神的)しなければいけない。 今後の不安から、家で心配な顔を親がしていたら子供たちはすぐに気が付く』 (言葉は違うが、こんなイメージのことを言われた) 『親御さんを含めて、家庭の状況はいかがですか?』ときいてみると、まだまだ複雑のよう。 震災後に離婚・結婚した家庭も多いようだ。理由はわかりませんし、子供たちへの影響もわかりませんが、安定しているとはまだ言えないかもしれない。
★☆『片道1時間。往復2時間のスクールバス登校』 全壊してしまった気仙中学校は、震災発生の3月に統合し使われなくなる予定だった矢作中学校へ全校生徒が移転することになる。 しかし、気仙中学校から矢作中学校までは車で30分離れたところにあり、各地区の生徒を拾いながら周回すると1時間かかる。 学校から遠い生徒は、自宅近くに別の中学校もあるが、友人関係もあるのだろう、時間が掛かりながらも間借りしている中学校へ通う。 あと1年で卒業だから・・・ 統合の話があるから・・・ 運動不足が校庭がないからという話もあるが、通学の足がスクールバスになったという理由も否めない。安全安心という理由から、自ら体力を養う機会を失っている。これもやはり震災の影響。
★☆『遺影を持って集合写真』 昨年の3月に高田東中学校と統合した小友中学校の記念誌を拝見した。 今までの歴史が詰まった記念誌で、毎年の修学旅行時の集合写真もある。(背景が国会議事堂だったので、都内で撮影したのだろう) その集合写真の最後のページは被災した生徒たちの学年。集合写真に写る生徒たちの手には遺影が。 岩手県では震災当時、学校にいた生徒たちの死亡は「0」だが、当時休んでいたり、下校した生徒たちには被災し命を落としたものもいる。 小友中学校は卒業式を前に、震災当日は午前中で終了し生徒は帰宅していた。早めに下校した生徒たちを津波が襲った。 集合写真では、亡くなった仲間の遺影を持ちピースサインをして笑顔で写る。 生徒たちの気持ちを思うと、長い時間その写真を見続けることができなかった。 実は他校も、危なかったという先生もいる。 地震の発生時刻は2時46分。午後3時になれば、各学校とも生徒たちは下校することになる。地震がもう少し遅ければ、生徒たちの被害も大きくなっていたのではと。
★☆『大川小学校の津波被害。他人事ではなかった』 広田中学校の体育館には生徒及び住民の方々が集まっていた。 校長先生は、普通の地震ではないので、もっと高い所に避難することを提案。 しかし、一同に『チリ地震でもここまで来なかったから大丈夫だよ先生』と住民たちは聞く耳を持たない。 そんな時、遠くに見えた堤防を乗り越える海水(お風呂の入った時にお湯が溢れるような海水)。その状況をたまたま見ていた校長が、ここではまずいと高台避難を指示。 全員が急いでもう少し高台の広田小学校へ避難。全員無事ではあったが、お年寄りや体の不自由な方は膝まで海水につかった。 『堤防を越える所を見ていなかったら・・・』
★☆『ネパール地震の募金』 寄付金を渡しにいった高田第一中学校。この日はユニセフ関係者も来校していた。 生徒たちがネパール地震に対しての募金を集め、それをユニセフに渡す日だったのだ。 国内や海外では災害が続発。生徒たちはお世話になった恩返しにという思いが強いらしい。 寄付は素晴らしい事なのだが、正直に言うと『寄付している人に寄付をする』というこのタイミングは、ちょっとばつが悪いもので・・・。 恐らく生徒さんたちも同じだったのでは(汗) 各学校の皆さま、市の学校教育課のみなさまには貴重な時間を割いていただきながらお話も聞いてきました。 本当にありがとうございました。
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