2024年9月20-22日、2024年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンが利府ゴルフ倶楽部にて開催された。私も例年、同期間の宮城出張のすき間をみつけ観戦に行っているのだが、今年は3日間ともあいにくの雨予報。うーん(汗)
トーナメントとしては、1日目は開催できたものの、2組がホールアウトできず(たしか)順延。2日目は1日目の残りのみを実施しただけで、予選二日目は中止となってしまった。
しかし、3日目も大雨予報(^^;)
しかも中止になった2日目より悪天候予報がでている。本当に開催できるんだろうか?
と心配しながらも、最終日、朝一で駐車場に向かうと・・・6:45にギャラリーバスも定刻で動き出す。どうやら、開催するようです。
しかし朝ゴルフ場に到着後したら・・・
・スタート時間を少し遅らせ(トップ8:00)
・セカンドカット(30位タイ)も実施して決勝の人数を減らし 13組37名
・インコース9ホールだけの短縮開催
と発表になりました。ちょっと残念でしたが、この悪天候の中ホールアウトまでどのように運営していくんだろうかと、別の意味で興味深い状況にワクワク感もありました。
そんなミヤギテレビ杯最終日の観戦記をまとめてみます。
私の観戦ルート予定は、『①練習場→②ギャラリープラザを楽しみつつ→③18番グリーン』
朝一のギャラリーバスに乗る為に、グランディ21に6時頃に到着。私は12番目をゲット。出発時には200人ぐらいは並んでいたでしょうか?雨予報で例年よりは少ないものの、これだけ早朝に集まるとは・・・ギャラリーの熱量を感じます。
そして、ゲートオープンと共に、練習場に直行。
私の目の前には、以前から観戦したかった桑木志帆プロや竹田麗央プロがきてスイングをじっくり観察。桑木選手は時折すっぽ抜ける球がでていたので、ちょっと調子が悪いのかな?とか、竹田選手のアイアショットは、球がゆっくり飛んでいく感じ(球も高い)がすげぇなど。雨の中でも見ごたえがありました。全選手共通の事で、雨(しかも結構降ってます)だからなのか、練習が短めのように感じます。
練習を堪能した後、ギャラリープラザで食事をしようとしたんですが、雨が降り続いているのでテント下は大混雑。食べる場所がな―い(汗)ここはひとまずあきらめ、持ち込んだおやつを食べながら小腹を満たし、そのまま観戦することに。
18番ホールのバンカーでは、トップスタートから1時間たった後でも、バンカーの水抜き作業をしています。こんな状況からすると、9ホール短縮になったのはバンカーの水抜きが間に合わないと判断したからかもしれませんね。
その後は最終の18番ホールグリーン傍で選手のホールアウトを観戦することに。何組かがホールアウトしていきましたが、雨の降り方がどんどん強くなってきています。グリーン上の水たまりはまだ確認できませんが、フェアウェイの水たまりははっきりと見えてきています。インターネット中継では、藤田さいき選手が15番グリーンプレー中ライン上の水について競技委員をよび、作業員が水はけレーキみたいの物を使って、水を散らしています。どうやらグリーン上も水たまりができはじめているようです。
その約10分後、さらに雨足がつよくなったとき、プレーが中断となりました。いや~、ほんとうのドシャ降りです(まさにバケツをひっくり返したような雨)。
私は大雨の中、持参した折り畳みイスに座って体を縮め、大きめの傘を差し体が濡れないようにしながら、しばらくグリーン横でコースを見ていました。みるみるフェアウェイに川ができ、グリーン上もあっという間に水たまり。15番のグリーンエッジあたりも結構な水たまりができました。
ギャラリーもこの中断でだいぶ帰路についたようで、帰りのバスに乗車する長蛇の列ができました。私は最後まで見たかったので(どう運営されるのか)帰らず、天気予報では1時間ぐらいが激しい雨だったので、整備も含め2時間程度の中断と見込み、少し時間をつぶすことに。
そうだ。さっきいけなかった、ギャラリープラザに行こう。
雨予報でそれなりの装備で行ってたので雨は問題なかったのだが、思ったよりも寒く体が冷えていたので、テント下のわずかなスペースで豚汁を食べることに。あったかくてうまかったです(笑)
そして雨が小降りになり、残り15番ホール以降のコース整備(バンカー水抜き整備やフェアウェイの水をちらし)も終え2時間程度の中断後の13時30分には競技再開となりました。14時30分前には競技終了。安田祐香プロの優勝が決まりました。
いや~、天気予報正確ですね(笑)
予報でも昼前11時前後ぐらいが10㎜/h以上の雨予報だったので、運営側も想定内だったとは思います。ただ天気予報では午後から雨が小降りになるので、朝の時点では、『午後スタートになるのでは?』と思っていました。なにせ中止にした2日目よりも悪天候予報だったので。
ただし、運営側に立って考えたらどうだろうか?いろいろな事情があったのでしょう。
選手の試合後の予定やテレビ局(スポンサー)の中継時間、来賓の対応、会場の撤収、ボランティア、ギャラリーなどなど。そして何より、競技成立には27ホールプレーが条件らしく(休憩中のテント下で、隣のおじさんが教えてくれた情報)、賞金やポイントランキング(リランキング)などにも影響を及ぼす可能性もある。総合して出した答えが、中断してでも、ほぼ時間通りに進行させるさせる事だったのかな?と推察しています。
ちなみに中断後のプレーは・・・・
予報通り天候が回復し、傘を差さずに観戦できるほど回復。帰りの車では晴れ間も見えました。表彰式の時間帯が一番天気がよかったかも。プレーを早く終えた選手はおそらく午前中の内にゴルフ場をあとにしたでしょうし、遅いスタートの選手でもほぼ予定通りにゴルフ場をあとにし、次の準備に向けて出発したことでしょう。なにせ、次の週は日本女子オープンというメジャー大会ですから。
今回改めて感じたのは、こんな悪天候でもゴルフトーナメントやるんだな~ってことです。ただ、二日目の天気では中止したことから、『トーナメント成立させるために』という条件がついたからこその強硬開催という感じもしました。
女子プロの表情もプレー中は真剣ではあるものの、ホールアウト後の選手からは時折笑顔が見える。『こんな雨でもやたんだね~』『こんな天気のゴルフはじめて~』という表情にも見えます。イヤというよりは、楽しんでいる(あくまで個人の推察です)
そんな悪条件でも、安田祐香選手のショットは集中力を維持しキレッキレでしたね。ピンに絡みまくり、パットもズバズバ入れてました。素晴らしいプレーでした。
そして、最終日観戦に訪れたギャラリーは4,282名。途中の中断でおそらく3000人ぐらいは帰ったかと思いますが、安田選手優勝の瞬間もたくさんのギャラリーがグリーン周辺にのこっていました。大荒れの天候でしたが、記憶に残るトーナメントとなったのではないでしょうか?
そんな熱いギャラリーが多く観戦にくるミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープントーナメント。主催権の問題等、雑誌などの記事でもよく見かけますが、これからも東北唯一の女子ゴルフレギュラーツアーとして開催継続を、一人のゴルフファンとして願っています。
“2024ミヤギテレビ杯 ドシャ降り予報でも4,000人超” への1件の返信
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