ゴルフ大好きの私ではありますが、海外男子ゴルフ競技のテレビ放送はあまり好んでみていない。理由は、松山選手が出場していると、偏った放送内容になり途中でイライラしてくるからです。今回のパリオリンピックも同じかな?と思い予選はスルーして、1日ぐらいは見ておこうと最終日のみをTV観戦。期待していなかったんですが・・・・めっちゃ面白かった!
接戦で最後までいい勝負だったのも面白くしてくれたんだとおもうが、映像がいつもと違うような気が・・・。
考えてみると、松山選手偏重放送ではなかった。松山選手も優勝争いしているから当然映るんだけど、偏っているわけではない。オリンピックだから国際放送を使用しているおかげ?なのだろうか。とても良いバランスで上位陣が放送されている。
もう一つは、メダル争い圏内の選手限定で放送されていること。メダル争いなので優勝から3位までなので、上位の5〜8選手しか放送されてこない。そのため、注目が他に逸れることなくメダル争いを楽しめた。全英オープン優勝、そして前回のオリンピック金メダリストのザンダーシャウフェレであっても、優勝争いから脱落すると、全く放送されない。
猛烈に追い上げ銅メダル圏内に入ってきた地元フランス代表のビクトル・ペレスのバック9。ギャラリーの盛り上がりも最高でしたね。
選手が限定されているから、1・2・3打目・・・と、その選手の状況をしっかり把握できるので感情も入りやすい。これを外したら・・・とか、これを入れたら・・・とギャラリーと同じ目線で見ることができた。打つタイミングを微妙にずらして放送しているのだろうが、それを意識させないぐらい滑らかな放送だったので、面白くそしてゴルフ競技の順位争いを楽しめる放送だった。
日本の通常放送でも、こんな感じで放送してほしいと、切に願います。
そして、最後の表彰式のシェフラーの涙。これを見て私の涙腺も崩壊。
普段大金を稼ぎトッププロたちが、賞金がない試合、オリンピックで流す涙の意味。その思いは、なんだろうか?
最近はLIVゴルフの台頭で、賞金総額がどんどん上がっているプロゴルフトーナメント。それによる選手のモチベーションは上がるのだろうが、ギャラリーを感動・熱狂させる原動力は、賞金以外にあるのかもしれない。栄誉のためなのか?家族のためなのか?国のためなのか?わからないが、そんな選手の思いを感じさせるオリンピックのゴルフ競技だったと思う。
感動した。ありがとう!
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