日本で唯一開催されるPGAツアー『ZOZO チャンピオンシップ2023』の初日を観戦してきました。2019年の初回開催以来の観戦なので今回2回目。やはり、PGAツアープロや日本男子プロたちのプレーは、TVやインターネット配信を見ているのと違い迫力満点。さらに、大会を盛り上げてくれるイベント設営により、会場の雰囲気も良く楽しむことができました。
いまだに目に焼き付いているのは、男子プロたちの弾道。
普段の自分や仲間たちの弾道の頂点部分から、2段、3段とさらに真っすぐ伸びていく感じで、見ているだけでスカッとします。どこまで飛んでいくんだー。
ただし観戦する際、気になったところなどもあり、次回の参考になるよう、今回の大会の様子(運営)を2019年大会と比べながら振り返っておきたいと思います。
■チケット代
チケットにはいろいろな種類があります。1DAYチケット、フロントローシート、エキサイティングゾーン、スタンドシート、その他にバス送迎付きや、オリジナルグッズ付など。
それぞれによって価格は違いますが、1DAYチケットは10,000円~14,000円(ZOZO公式ページのZOZOTOWN会員向け。※早期購入はもう少し安いはず ※ローチケなどの場合は、もっと高い)。私はギリギリに観戦を決めたので、公式ページから1DAYチケットを10,000円で購入(+システム料220円)。高額なのでは?という声も聞いたことありますが、私としては妥当かなと。
2019年時は1日2万人のギャラリーで人垣ができ、フロントローなどのチケットを買った方がばっちり観戦できたが、今年は約5,000人(初日)。1DAYチケットで十分。スタンドもガラガラだったので、見た目には寂しい感じでしたね。
■アクセス
会場へのアクセスはあまり良いとは言えない。意外と大変で、駐車場などが早めに完売する理由が良くわかります。
習志野カントリークラブ。観戦するためには、『千葉ニュータウン中央』または『印西牧の原』から向かうことになる。
千葉ニュータウン中央からはバスが運行されている。Webなどの案内では【優先者用バス】と掲載されていて、お体の不自由な方、お年寄りの方などを優先。さらに一般の方も利用可能とのこと。その文言からすると、ギャラリーは使えないのかな?と思いながら向かったのだが、結果は問題なく利用できました。おそらく、近隣の方々への配慮から、そういう文言での案内になっているのだろうが・・・わかり難い。たしかに、2019年時は早朝でも大行列ができて、バスが来ない!と不満がでていたのを覚えています。
バスの到着先は、ゴルフ場から少しはなれていて、会場まではそこから徒歩で約15分(約1㎞)。駅から約45分(3.5㎞)歩くことを考えれば近いけど、意外と歩くことになる。
印西牧の原駅からもChampionsGATE(ゴルフ場裏口)までは約20分(1.5㎞)歩くことになる。さらにそこから、スタートホールまでは約10分(1㎞)は歩く。ただしNO3グリーン、No4Teeそばのゲートの為、そこから見始めるならオススメです。そして、ChampionsGATEにはオフィシャルストアもあり、買い物もできる。ZOZOGATEのオフィシャルストアよりも規模はやや小さいが、商品はそれなりにありそうでしたよ。
WEBでは混雑を避けて徒歩来場をお願いしているが、どちらの駅から向かうにせよ、早朝からまぁまぁ距離を歩くことになるので、ゴルフ大好きファン以外にはハードルが高そうだ。
引き続き、気付いたところを追記していきますが、時間がなくなり一回休止(笑)
■朝のタイムスケジュール
開場やスタートなどのタイムスケジュールは、個人的にはGOOD!
駅からバスの始発:6:00
ゲートオープン:6:30※同時にオフィシャルストアもオープン
入場オープン:7:00
トップスタート(初日・二日目):8:45 ※最終日は8:15
私の初日のプランは、朝の練習場を見て、スタートホールを見たら、選手について歩くことだった(2019年はあまり動かなかったので、習志野CCを見たかった)。初日のスタートが8時45分だとすると、選手が練習場に来るのは7時30分過ぎ。入場後も時間があり、到着後ゆっくりMAPをみたり、ペアリング表をみたりとする時間があり、早朝のゴルフ場で今日一日をどう観戦するかを想像している・・・なかなか贅沢な時間でした(笑)
40分ぐらい早いスタート選手の練習を見た後に、スタートホールへ。ミヤギテレビ杯では朝はバタバタなのだが、なかなかゆっくりすごせました。
■オフィシャルストア
大会グッズはコラボ商品などを販売。キャップやタオル、ピンフラッグなども販売。皆さんここで購入した商品に、選手のサインなんかをもらってましたね。
今回私は、ゲートオープン直後~入場オープンの間に買い物を終了(1日持ち歩くのは辛いが)。2019年時は昼ぐらいに買い物にいったら、店内がめちゃくちゃ混雑していて、会計するまでに30分以上も並んだ記憶があったからだ。でも今年はそこまで混雑しなかったかも。
ストアも複数個所設営されていたというのもあるが、オフィシャルストアの規模も小さかった。さらに会計に並ぶエリアも小さい。想像だが2021年以降の状況を考慮し、運営側がそこまで混まないと判断し、ショップサイズを縮小しているのかもしれない。
■持ち物検査
金属探知機によるセキュリティーチェックがあった。
飛行機に乗るときのように、金属物をすべて小皿にいれて、探知機をくぐり、なにも無ければ受け取って入場。その際、折り畳みのイスと双眼鏡には、チェック済みのタグがつけられた。
WEBでは、持ち込むバッグに関して、小さいバッグ(15㎝×15㎝)が推奨されていた。それ以外を持って行っても、会場内には入れそうだが、入場までに時間がかかる可能性がある旨が記載されている。
そんなところで時間かかりたくないなと、私は駅のロッカーに荷物をぶち込んで、ポケットにスマホとサイフ、双眼鏡を首から下げ、袋から出した折り畳みイスを片手に向かったのだが・・・・
実際は、リュックサック等の規定サイズ以上のバッグを持ってきている人が多数。さらに、セキュリティーチェックもリュックを持っていようが、手ぶらで行こうが一緒(手ぶらだからの優遇されることはない)。係りの人にバッグの中をチェックされる以外は、入場時間はそんなに変わらない。無理して手ぶらで行く必要もなかったかも。
■動画撮影OK 写真は限定箇所でOK
みんな動画取りまくってましたね(笑)。私はあまりとらなかったんですが、選手のスイングとか、しっかり撮影してましたよ。プレー後は選手との記念撮影。ギャラリーとしてはうれしいですよね。ファンも拡大。
現在は、SNSでの発信って宣伝効果とし大きい。来場していない友人知人と後日話題に上がることにもなるだろう。心配される撮影マナーも、私が見る限りはプレーに影響するような撮影ななかったと思う。日本ツアーでも解禁してほしいところだ。
■イスは持参したほうがいいのですが・・・
ZOZOに限らず、トーナメント会場では座るイスなどは少ない。
ZOZOの場合は、1ホールつぶして広大なフードエリアがありますが、意外とテーブル・椅子は少なめ。芝生の上に座って食事すれば問題ないのだが、そのような人はあまり見かけなかった。それよりも、折り畳みイス持参の人は少なかったようにも感じる。電車などでの来場のため、手持ちを増やしたくなかったのだろうか?選手の追っかけをするのなら持ち歩くのも邪魔なので、必要ないかもしれない。
ただ、私は背もたれ付きの折り畳みイスを持っていきました。確かに行き帰りの荷物にはなりましたが、所々でイスを出し、休憩しながら1日観戦することができました。(朝6時30分~16時までの約10時間)しかも、途中でイスに座って30分ぐらいは寝ましたね(笑)
PGAのSNSでは人垣の後ろから、折り畳み台の上に上がって観戦する姿も紹介され、話題になっていました。
手ぶらなのか、折り畳みイスなのか、上から見ることができる折り畳み台なのか、それとも杖代わりになる一脚イスなのか。いずれにせよ、長丁場の観戦をどう楽しくすごくか、観戦プランに合わせて持参グッズも検討するといいと思います。
■習志野カントリークラブ
コースの状態は良かったですね。グリーンは少し柔らか目?でしたが、スピードも出ていたようです。ピン位置もエグイところに切られていて、これがPGAのセッティングなのか~と興味津々観戦してきました。
今回色々なホールを見て回ったんですが、結構アップダウンもあり、フェアウェイにも傾斜があり、グリーンも大きなうねりありと、戦略性の高いコースです。プロのティーショットの落ち際が大体見えないところ(アンジュレーションの影や、バンカーの奥側など)で、コースしっかり把握していない、フェアウェイをキープすることができない。
ラフはそれほど深くなかったようにみえたが、全体的に難易度の高い、非常にタフなコースなことは間違いない。
■来場者数
来場者数は何人ぐらいだったのだろう。
初日の私の感覚では約5000人程度。最終日は中継を見ている限り1万人程度。2019年は1日2万人前後が来場していたから、今年の来場者数はちょっと物足りないのではないだろうか。
初日は、松山、リッキーファウラーの組には結構たくさんギャラリーが付いたようですが、それ以外はあまり混みあうこともなく、観戦することができる状態。
選手が良く見れるという点ではいいんですが、せっかくなのでもっとたくさんの人に観戦してほしいと思います。
以上、長々と書きましたが、まとめると
●PGAツアープロ、日本男子プロ、迫力満点。
●大会を盛り上げる設営もいい!ZOZOさんありがとう!
●来場者数、もっと増えてほしい
遠方からの観戦は気軽に行けるもんじゃありませんが、また機会を見つけて観戦したいと思わせてくれる大会でした。コリン 優勝おめでとう!(最後のスピーチにもグッときました)