ゴルフ用GPS距離計を買いました

※ゴルフなび2023秋号の編集長コラムです

近年、プレー時にコース情報の取得手段として、GPS距離計を使用する人が増えている。私は今まで表示距離を疑っていたが、昔の製品より精度が良くなっていると聞き、購入することに。選んだ製品はGarminの『Approach S70』(価格99,800円)。
最近の製品には便利機能が沢山あり、どれを選ぶか悩ましいが、その中で注目した基本ポイントが3つある。

①どのタイプにする?
コースレイアウト表示型、ウォッチ型、音声型など色々あるが、かっこいい腕時計型(個人の感想です)が欲しかった。小さい画面での操作性や、スイングの邪魔になるのでは?と色々心配だったので、事前に普段使用しているスマートウォッチをつけてプレーしてみる。操作性に関しては…受け入れ(^^;)、またスイングへの影響も感じなかったので、希望通り腕時計型を選択。ただし、プレー後日焼けのあとが残るのでご注意を(笑)

②位置精度は?
私の中で一番重要視している項目。しかし位置精度を仕様に記載していないメーカーが多く比較できない。そんな中注目したのは、測位衛星『みちびき』の受信信号で『サブメーター級測位補強信号(L1S)』への対応の有無だ。これに対応すると技術的には誤差1m以下の測位が可能となる。さらに、S70にはマルチバンドGNSSという精度アップ機能も追加されていたので期待大。

購入後、近所の広い所に行き、ポイント間が測定できる『ショット計測』機能を使ってその実力を確認してみた。まず基準ポイントをニコンのレーザー測定器(精度±0.75yd)を使って50yd毎に300ydまでを測定し、その各ポイントをS70にて確認する(3往復)。結果は±2yd以内。この精度であれば十分だ。※実際は環境やコースマップなどの誤差も加わるだろうが、機器の実力としては問題なし。

③画面のみやすさは?
表示画面のわかりやすさも重要な要素で、Webの評価記事や動画をチェック。S70には有機ELディスプレイが搭載されているが、購入後、炎天下のゴルフ場でも十分見えた。また旧モデルよりもイラストが精細になり、コース全体をイメージしやすくGOOD!

予算オーバーだったが、良い買い物ができたとウキウキだった私。しかし、ゴルフなびでは現在ヤーデージブックを制作販売している。ライバル?大丈夫なの?とご心配の声も。

GPS距離計は、その機器の精度を許せるなら、計算や歩測することなく残り距離がすぐにわかる優れもの。速やかなプレーにもつながるだろう。ただヤーデージブック(2021年以降に販売したもの)は、GPS機器にはない情報も含んでいるので、私のおすすめは、両アイテムを併用する『二刀流』です!  

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