宮里藍の優勝をもう一度みたい

5/29日に宮里藍プロの引退会見が行われた。

当日の朝、インターネットで調べたところ午後1時から会見とのこと。「もしかしたら中継されるかも?」とおもい、テレビ付きのスマホをもって外出。予想通り、NHKでも生中継され車を止めて見ていたが、終始笑顔での会見。藍ちゃんスマイルも見られ和やかで、どこかサバサバした感覚にも見えた。

藍ちゃん人気は、今の日本女子ゴルフ人気の火付け役である。2003年にミヤギテレビ杯でアマチュア(女子高校生)ながら優勝。しっかりした受け答えにも好感をもたれ、一躍国内で人気となった。

私も、そんな藍ちゃんすごさに(勝手に)影響を受けた一人である。

大学卒業後、神奈川にある松下通信工業(現在はパナソニック)に入社。商品の設計・開発をしていたが、入社13年目に、会社の体制変更があり将来の岩手へのUターンを見据え転職を考えていたころだった。そんな年の夏、日本女子オープンが近所の戸塚カントリー倶楽部にて開催された。もともとゴルフ大好きの私は、平日2日休みをもらい、土日を含め4日間のボランティアで参加することができた。

ボランティアの役割にはギャラリー誘導・駐車場係などいろいろあるが、結構良い担当につかせてもらえた。4日間ボランティアできる人は少なかったのと、横浜市ゴルフ協会の会員だったこともあり、4日間キャリングボード(組毎に選手のスコアを表示するボード)係に。ボランティアが増える土日も、最終スタート組周辺担当となった。最終日の最終組は宮里プロの組だったが、4分の1のじゃんけんに負け最終組から一つ前の組担当(李知姫、井上葉香 組)。

この大会は藍ちゃん人気に加え、戸塚という立地(電車でも行きやすい)で大観衆が集まった。そして最終日だけで2万人を超える大ギャラリーとなり、4日間合計で48,677人、10年以上たったいまでもこの観客数は超えられていない。

そのギャラリー数のすごさは、キャリングボード係には良くわかる。選手と同じエリアを歩くので、ティーグランド周辺の何重にも重なる人垣や、ティーグランドから見たコース内の斜面一面に観戦しているギャラリー、各ホールから湧き上がる大歓声。一つ後ろの最終組は藍ちゃんがいてより歓声が大きい。こんな光景を見たのは初めてだし、大会を見に来てくれる人がこんなにいて、ギャラリーをこんなにも興奮させてくれるものだということを知り、ゴルフの可能性を感じた瞬間だった。

そして大会が終了し、その時職場で抱えていた業務が収束した2か月半後に、退職を上司に告げ、ゴルフ業界への転職活動を始めた。(無事4月にはPGMへ転職)

かなり遠回りですが、藍ちゃん、ちょっと関係ありますね(笑)。藍ちゃん人気による日本女子オープンの大盛況が、私のゴルフ業界への転職を後押ししてくれたのは間違いありませんし、感謝もしております。そして、今もゴルフの可能性を信じて仕事しています。

このブログを書く前に、ボランティア全員で優勝者と撮影した集合写真。どっかにあったとおもったんですが見当たらない。(もともと、小さくしか映っていなくて・・・・)。

時事通信さんのWebに掲載されていた写真を拝借します。

今年、引退前にもう一度優勝が見たいですね。

写真:時事通信の時事ドットコムニュースから
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