2018ミヤギテレビ杯ダンロップ女子OP観戦記

ここ数年・・毎年観戦している『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』。今年もこの季節がやってまいりました。

昨年(2017)は岩手県の安比ゴルフクラブにて日本女子プロゴルフ選手権が開催され盛り上がりましたが、毎年東北で開催される女子トーナメントは今大会のみ。しかも46回開催という長年の歴史もあり目の肥えたベテランギャラリーも多いこの大会。2018年3日間の来場者数は14,876人。最終日は8,392人と沢山のギャラリーが来場しました。(LPGAのHPより)

実は、数名で来る企画もしましたが、またまた集まらず(涙)今年も単独観戦。ということで・・・・2年前同様、宮城に来る仕事に合わせて日程を組み、2日目午後と決勝ラウンドを観戦することにした。

2年前(2016年)の観戦記はこちらから

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子OP観戦記①

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さて、予選2日目(22日)宮城に向かいながら午後観戦する予定の朝。ものすごい雨音でAM5時に目が覚める。

まさに豪雨

宮城はどうなんだ・・・と、急いで天気予報で雨雲レーダーを見たところ、東北エリアに大きな線状の雨雲が!しかも利府GC周辺は豪雨!(写真は少し弱まっている時のもの)

これはちょっと大会中止になるんじゃないか?とおもいつつ、昼前から雨が止む予報。

まっ、本格観戦日は明日(23日)の決勝だし、この日はもともと午後にしかゴルフ場に行けない予定だったので、中止でもしょうがないと頭の中を切り替えつつ、仕事もあるし宮城方面へ6時半頃出発した。

2日目のトップスタート時間は7時20分。宮城へ向かう車のなかで、時々大会のホームページをチェック。すると、スタート時間変更のお知らせが掲載される。8時20分スタートに時間変更

『やはり遅延か!』と思ったのと同時に『そんな早くにやれるの?』とも感じる情報。外はまだ時折激しい雨が降っている。

予感は的中。その後3~4回ぐらいの回数で30分から1時間づつ遅延し、最終的には10時30分スタートまで遅延し、ようやくスタートしたようだ。まあ、ここまで来て中止にならなくてよかった~。こうなったら早く仕事を終わらせて、利府に向かうぜ!。

後に、ゴルフ場関係者の話として聞こえてきたのは、線状の雨雲が切れずに判断が難しく、10時30分にスタートできなければ2日目が中止だったということ。(それより遅くスタートした場合は、決勝ラウンドが終了できなくなるため)そういう意味では、運営サイドもギリギリの難しい判断だったことが想像できる。

それにしても、スタートの遅延はしたが、ギリギリのタイミングで雨雲が抜けてくれてラッキーだった。

そういう私も大ラッキー。もともとは13時過ぎ到着でホールアウトの5~6組ぐらい見れればと思っていたのが、これから後半戦!というところから観戦できることに。

ゴルフ場到着後コース内をみたら、サブグリーン横のバンカーにはあふれんばかりの水がたまっていてる。そうとうな雨が降ったのだろう。それでも本グリーンの周りのバンカーはきっちり整備されている。あの雨でもこのコンディションに持っていくのは、さすが利府GC、そしてPGMグループの管理体制・パワーのすごさとしか言いようがありませんね。

選手もまだだプレー中なので、いろいろ見たい!と、はやる心を抑えつつ、この日は決勝ラウンドの観戦場所をチェックを一番の目的としながら、コース内を徘徊することにした。

★1番ホールティーグランド周辺

場内アナウンスで各選手の紹介もされ、トーナメントの雰囲気を味わうにはGOODな場所。あとはどこから見るかだ。このトーナメントにはところどころに特別観戦エリアというイスを持参した人のみが入れる優先エリアがある。そして、スタートホール1番・10番ホールにも準備されていた。毎回気になっていたので、今回はココからじっくり観戦しようとイスも大き目なものを持参していた。

手前の小さいイスは、昨年使用したもの。軽くて(300g)持ち運びは楽なのだが、座面が小さく低い為、長時間座っているにはちょっと辛い。(お尻と足が痛くなってきます)

そこでちょっと大きめの折り畳みイスで軽めのものを今回購入(1.3kg)。背もたれ付でなかなかラクチンで長時間座る場合はこれぐらいのサイズがおすすめですね。

では、ちょうど1番ホールからスタート組が数組いたので、ティーグランド周辺の特別観戦エリアに入ってみた。座った場所はスイングする選手の真正面の位置でベスポジと思われたのですが・・・

『ん?見にくい』(^^;)

ティーグランドには選手3名の他にキャディさん3名、計6名と3本のキャディバックがぞろぞろとやってきます。そして、みんなが待機する場所がちょうど選手の正面の位置。私の位置とすっかりかぶってしまい選手が全く見えないんです(^^;)。

こりゃいかんと場所移動。そうすると、ベストポジションは・・・選手からみて右斜め前か?。これなら邪魔されずに選手がみえると2組目を観戦してみた。そしてティーショットしたのだが・・・

『ん?ボールはどこ行った?ナイスショットなのか?』(^^;)

選手は良く見えるのでスイング鑑賞にはいいんですが・・・打球を追うため打った瞬間に首を左から右に動かす。しかし、最近進行中の老眼だからなのか?打球の方向がわからない。今のナイスショットなのか?どうなんだ?そう思っているとギャラリーから『ナイスショット』の声が上がる。そんなギャラリー達の反応をみながら、遅れて「あ~、ナイスショットだったのね」と理解する。うーん、この観戦は個人的には物足りない。

そこで、スタートホールのベスポジは特別観戦エリア内ではなく、打球の方向性が見える後方から観戦することに(選手のスイング観察は諦めよう)。まっ、後方でもスイングはしっかりみえまからね。

いつもスタートホールは人垣ができていて遠くからしか見れていなかったので、事前チェックしていて正解でした。

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1番ホールの観戦場所を決めた後、10番ホールのティーグランドで、これから後半9ホールを回る上位陣の観戦をすることに。

ちょうど注目の大山志保イ・ボミ、岩橋里衣組がやってきた。イ・ボミは昨年から調子を落としているのだが、ティーグランドに来るなりギャラリーから拍手が起こる。やはり人気が高いです。

それにしてもイ・ボミからは見ていて覇気が感じられない。スイングもどこかぎこちなく見える。あんなにフラットに上げてたかな~。トップでぐらぐらしてたかな~。メンタルトレーニング講座で聞いたことがあるが、調子が悪くなると背中が丸くなって下ばっかり向いて歩いてしまうと。『体は心を表す』まさにそんな感じのボミちゃん。やはり、あまり良い当たりじゃないティーショットを放って後半をスタートしていった。頑張れ!ボミ。

次の組は表純子ペヒギョン木戸愛 組だ。鉄人表純子は怪我からの復帰戦。本調子ではないといっても、しっかりスコアを作ってくるあたりは、さすがベテラン。ペヒギョンは個人的に初の生スイング鑑賞。スイングテンポが速く、体は小さいのになかなか豪快なスイングをする選手だ。戸愛は相変わらずの身長が高く、すらりとしたスタイル。以前見た時よりもスイングに力強さもアップしてきたように見える。ちなみに隣のギャラリーは『おっ、次はキドアイだ』と行っていた友人を、『めぐみだろ』と指摘していました(笑)。このギャラリー、次の組の穴井詩をどう読むのかとちょっと気になる。

次は、今回絶対見ようと決めていた原 英莉花の組。同伴者は穴井詩脇元華 組。の身長が高いのは知っていたが、脇元も身長が大きい!飛ばし屋穴井が小さく見える。原からのティーショットで握ったクラブはおそらく3W(ドライバーの大きさではなかったです)。打った瞬間ギャラリーからどよめきが・・・。いや~、飛んでますね。ジャンボ尾崎の秘蔵っ子言われているだけあり、『飛びは第一のアドバンテージ』とジャンボ尾崎がCMで言っていた(はず)事を体現しています。

次は、松森杏佳堀琴音辻梨恵組。もうこの辺になると中堅組プレーヤーといってもよいかもしれないぐらい、若い世代が多くなってきた。気になるのは堀琴音。今年は調子悪いですね。怪我の影響もいわれているようですが・・・右足を一歩引いた素振りはいつも通りなのか?それとも、ヘッドがアウトサイドから入りすぎないようように調整しているのか?ラウンド中も試行錯誤しているようにも感じられます。辻梨恵もあまり上位に顔を出さない。身体的能力も高そうで、昨年安比で見た時も小技がうまくなれば上位も狙えると思ってみてたんですが・・・。調子がわるいのか?それとも黄金世代が続々上位に食い込んできて、押し出されてしまったのか?今後の活躍を期待。

じっくり見てしまっていたが、今日は観戦ポイントチェックだった(^^;)と思い出し、この組を最後に次の場所へ移動することに。

11番グリーン・12番ティーグランドとチェックしたけど、やはり15番と18番かな・・・と感じながら更に移動。

★15番ホールグリーン

テレビ中継が始まる15番ホール160yのPar3。グリーン手前に大きな池が口を開け、終盤に数々のドラマを生んだホールだ。このホールにもティーグランドとグリーン周りに特別観戦エリアがあった。しかし、問題はその場所だ。

ピン位置画像(画像はTYBのヤーデジブック画像を一部抜粋して、印を追加)

ティーから見て奥と右側バンカー奥に特別観戦エリアがある。2日目のピン位置は右奥なので、特別観戦エリアはベストポジションだが、最終日は左奥のマウンドの上にピンが切られることが予想される(毎年切られる場所だ)。そうすると最終日の観戦ベスポジは左奥か、奥側の特別観戦エリアだな。ふむふむ。

そんなことを、ボランティアのおじ様と話をしながら見ていると、さっき10番ティーで見ていた組(大山志保・イボミ・岩橋里衣)が15番ホールやってきた。しばらくティーショットを見ることに。イボミは・引っ掛かって池ポチャに(涙)。そんなボミちゃんでもついて歩くギャラリーの数は相変わらず多い。調子悪いのに人気がある。プロって辛いですね。頑張れボミ~。

次の組は表純子ペヒギョン木戸愛 組だ。相変わらず身長が高い木戸愛に対して、身長が低い表純子とペヒギョン。ティーグランドで待っている間に、3人の会話は最近の子たちは身長が高いという話に。『私なんか、小さいから身長測定の時、つま先立ちしてたけどね。ハハハ』(表純子)ちなみに表純子(159㎝)、ペヒギョン(160㎝)、木戸愛(172㎝)である。

それにしても、ベテラン選手というのは場を和ませますね。ピリピリモードも悪くないけど、ショット待ちの和やかな雰囲気(気が抜けていないぐらいのリラックスムード)は見ていても気持ちがいい。さすが鉄人!

ここまでで、観戦ポイントは大体チェックできたので、今日の残り時間はこのまま15番グリーンに腰を据えて観戦することにした。スタート前、大山志保の組が30位ぐらいの順位だったので、この後来る組はそれよりも上位の選手。調子が良い選手などで優勝争いに絡んでくる組が通過することになる。

2日目のピン位置はさっきのイラストに示した通り右奥で2段グリーンの上側だが、ピン周辺の平らな部分が小さい。ピンをせめて同じ面に止めてくるには、精密な距離感が必要になる。

最初に見始めた組は、大体手前の安全な位置、下の段辺り残り5mぐらいに乗せてきていたが、どんどん上位選手になってくると、上の段の狭い所に距離ぴったりに打ってくる。同じようなプロのショットでもやはりこの1~3mの打ち分けができることが、上位に行けるかどうかの分かれ道なのかとプロの技を感じた。

アン・ソンジュもピンそばにピタリ。さすがです!

そして、これからパッティングという時に日没サスペンデットを知らせるフォーンの音が、コース内に響き渡る。時刻は17時。

でも、プレーしているホールはホールアウトできるようで、そのままプレーを続行し、カップインをしたのちクラブハウスに戻っていった。

全部で18組がホールアウトできず、日没サスペンデット。2日目の残りは次の日の朝にプレーすることになる。

次の日の朝にももらったスタート表だが、7時スタートってことは・・・選手は朝5時過ぎにはゴルフ場に来ることになる。いやー超ハードスケジュール。

さてさて、観戦ポイントをチェックし、明日のこのイレギュラーの時間での開催を踏まえて、改めて明日の作戦を練ってみた。

1.練習場観戦はいつも通りするのか?
いつも楽しみにしている練習場観戦。朝一のシャトルバス(6時45頃発)に乗ってベストポジションを狙う予定だったが・・・

日没サスペンデットで、朝一は2日目の残りラウンドが行われる。決勝ラウンドはその後だ。朝一に到着しても2日目の残りラウンドをしているので練習場には誰もいない可能性が高い。

決勝ラウンドの時間はきまっていないので何とも判断しにくいが、おそらく練習場には8時以降じゃないと出てこないと予想。そして、朝早く2日目の残りプレーした選手は、決勝ラウンド前にそんなに練習しないのではないか?とも。

2.観戦時間はどれぐらいになるのか?

いつもだと最終組のホールアウトが14時頃なので、朝一のバスに並んでいったとしても8時間程度。でも今回の最終日は夕方までズレ込むのは必至で、12時間近くいることになる。そうすると長時間観戦になり、体力的にも大変。

そこで、当初のプランを変更。練習場観戦は今回はやめることに。そして、朝一のギャラリーバスもあきらめ、2番目ぐらいを狙う作戦にした。そして朝に行われる2日目プレーも観戦もやめ、早めの場所取りに専念することにした。

そして、プラン変更後の観戦場所を以下に。
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①スターティングホール観戦(1番ホール)
②15番ホールグリーン
③18番ホールグリーン
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それにしても、2日目の午後は朝の雨がウソのように止んで良い天気。絶好の観戦日和となり驚きましたが、コース内を歩いているとき、宮城という地でありながら岩手での知り合い3人にお会いしたのが何よりもビックリでした(笑)やはり、岩手からもいきますよね~。注目度が高い女子プロトーナメント。

ずいぶんと長文となってしまったので、決勝ラウンドの観戦記はまた次回。

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