2017年時点で北東北で乗用カートにGPSナビが搭載されたコースは4コース。
岩手県 ニュー軽米カントリークラブ
秋田県 男鹿ゴルフクラブ
秋田県 羽後カントリー倶楽部
青森県 みちのく国際ゴルフ倶楽部
『ゴルフなび(フリーペーパー)』(GPSなびと似て紛らわしくてすみません)にも何度も掲載されていて実際に利用したことはなくても、イメージだけは知っていることと思います。(みちのく国際GCと羽後CCの掲載画像です)
これが、今春(2018年)には4コース増えそうだ。
八戸カントリークラブ(青森)/十和田国際カントリークラブ(青森)/夏泊ゴルフリンクス(青森)/江刺カントリークラブ(岩手県)
GPSナビの機器は違うが、主要機能は大きくは変わらない。ゴルファーが使用する機能は①コースレイアウトがわかること②残り距離が確認できること③スコア入力ができること。ゴルフ場側が使用する機能は『運行管理』である。
近年、プレースタイルがセルフ化することで、GPSナビの存在は大きくなってきた。コース情報(レイアウトや残りヤード)を知るということはプレーヤーの戦略を1ランクアップさせてくれるのは間違いないし、スコア入力も最初のうちは戸惑うお客様も多いようだが、スコアの途中経過が確認できたり、スコア提出のわずらわしさが減るというのもお客様からは好評のようだ。
さらにゴルフ場側から見ると、GPSにてカートの位置管理ができることで、極端にプレーが遅い所やトラブル等を把握しやすくなる。以前はマーシャル巡回等による人海戦術での対応だったが、クラブハウスから一括管理することで人手が減らせ効率が上がる。人で不足のゴルフ業界には一石二鳥。ただし、GPSナビだけですべて解決できるわけではないため、マーシャルとの併用ではじめて効果が発揮されるのだが、それでも機器の導入で運行管理効果が出せるだろう。
しかし、高価な機器が導入されるのだから、当然プレー代への価格転嫁は避けられないだろう。過去に乗用カートがはじめてゴルフ場に導入され、プレーが楽になった代わりに、カート代としてプレー代が高くなったことを思い出す。当時、歩きプレーが好きな私は(今も好きですが)、コースに「キャディバックを担いで歩くからカート代を削ってほしい」と交渉したことがあるが、「全員一律の料金なので無理です」と断られたこともある。(クレームではありませんよ。あくまで、交渉です。)
最新機器が導入され、新しいことができるゴルフ場が近くにあり選択できる環境というのは単純にうれしいし大歓迎ですね。ただ、日本経済の流れなのか?プレー代の物価上昇も少しづつ続いている雰囲気の中、ゴルファーがどこまでついてこれるか。将来を考えたときに、ちょっと心配です。