2016年9月23~25日。宮城県利府町で開催された「ミヤギテレビ
杯ダンロップ女子オープントーナメント」を観戦に行ってきた。元々は、ゴルフなびで「トーナメント観戦バスツアー」を企画していたが、最少催行人数に足りず(最少催行人数は25名でしたが、はるかに少なく・・・・涙)、中止となってしまったため、宮城エリアの仕事と合わせ技での観戦となった。観戦バスツアーはゴルフ場への直接乗り込みを可能にし、岩手からでは車の運転が大変と感じている方に対し良い企画(みなさんに喜んでいただける企画)だと思ったんですが・・・残念無念。
そしてすでにご予約いただいていた方には、楽しみにしてくださっていたのに、開催できなくて申し訳ない気持ちです。そんな方々の為にも、やるからには意地でも実施させなきゃいけないと強く反省しながら、力不足を痛感しています。
そんな悔しさもありますが、個人的に見に行きたいという気持ちに変わりはなく、予定を開けていた私は観戦に出かけることに。
24日(大会2日目)に仕事を絡めながら会場を目指し、14時過ぎに到着して観戦。1時間ちょっとの観戦だったので、もう少し見たいという衝動に駆られ急きょ宿泊を決定して、最終日の午前11時まで観戦した。今回はその最終日の観戦記をブログにしてみる。
今回はいつもと観戦プランを変えてみた。
ミヤギテレビ杯の他、トーナメントは何回か観戦したことはあったが、いままでは見たい選手を追いかけていた。悪くはないが、他の選手を観ることができなかったり、慌ただしく感じたりもしたので作戦を変更し次の2点をポイントに観戦してみた。
1.練習場で各選手のショットをじっくり観る。
2.気に入ったポイントを見つけ、固定場所でじっくり見る。
練習場でいいポジションで見るには、早めにいってよい場所を取らなければいけない。ギャラリー用駐車場は利府GCから車で10分のところにあるグランディ21という総合運動場。そこからシャトルバスで移動しなければいけない。前日その駐車場警備のお兄さんから仕入れた情報では「朝一のシャトルバスも結構並びますよ」。ということで朝一のバスに乗るべく、当日の朝は5時30分にギャラリー駐車場へいってみた。ちなみに始発のシャトルバスは6時50分。1時間以上前だがすでに車は20台。まあまあ予定位通りということで、バスの発着所に並ぶ。トップから5番目。前の4人は年配の方々と付き添い?の女性。すでにいろいろな資料を持参しており、朝から観戦談議に花が咲いている。それにしても車のナンバーは山形・福島・横浜などなど他県ナンバーも目立つ。ナンバーだけでは判断できないが、県外以外からも見に来ている人は多いんだろう。1973年に第1回目(松島国際女子オープン)が開催されてから今回で44回目。女子プロ人気とともに長い歴史も感じる。
さて、いいポジションで発着所に並んだわけですが、もともと何かに並ぶというのはあまり好きではなく極力避けて通る性格なのだが、あまり苦に感じなかったのはプロのプレーを間近で見れるという期待感からか?そして予定通り始発(6時50分)のシャトルバスに乗車して会場へ。バスに乗り込む前に後方をチラリと見てみると、人がズラ~リと並んでいた。300人以上は並んでいたんじゃないか?早い到着は正解だった。
始発のシャトルバスは7時00分にゴルフ場へ到着。ちなみに、この日のトップスタートは7時30分。早いスタートの選手は当然練習を開始している(というか、すでに練習は終えている選手もいる)。こんな早い時間でスタートするなら、シャトルバスの運行はもう少し早くしてほしいと思うのは、ゴルフバカの私だけでしょうか?
さて、練習場についてみたらすでに人垣が2列できている。しまった!どうやら利府駅からのシャトルバス組や徒歩・タクシー等の自力来場組に先を越されていた。とりあえず人垣の隙間から練習観戦することに。そのとき練習している選手は大山志保、佐伯三貴、森田遥などなど。序盤~中盤スタートの選手が練習中。
到着してから5分。前の人たちが次々にいなくなる。どうやらこの時間帯はじっくり練習をみるというよりは、スタート前の少し空いた時間にとりあえず見に来たギャラリーが多かったのだろう。あっという間に最前列に踊りでることに成功(7時10分)。(^^♪
もくろみ通り最前列をキープできたので、周りのギャラリーが立ってみている中、「練習場で各選手のショットをじっくり観戦をする作戦」の私は一人腰を下ろし選手の練習をじっくり見ることに。折り畳みの椅子がないことを少し後悔しながら、持ってきたビニール袋にタオルを入れ、簡易座布団にして観戦。あとは目の前にどの選手が来るかは運次第だ。ところせましと練習している選手たち。名前を知らない選手は、入場の時にもらったスタート表とキャディバックのネーム刺繍をみながらチェックする。顔の表情(ミスショットやナットクしている顔)もわかるほどの距離(約3~5m)は観戦のベスポジだったと思う。
座って5分で横峯さくらが目の前の打席に来た。昨日までの成績は+1(ぎりぎり予選通過)。あまり調子は良くなさそう。そんな横峯に「おはようございます」と声をかけた葭葉ルミ。「おはよう、今日はヨロシク」と軽く微笑んで答えるさくらちゃん。二人は今日は同じペアリングだ。両プロの他愛もないこんな挨拶シーン。昔(2005年に日本女子オープン)は眉間にシワを寄せて、ちょっと怖い雰囲気もあったさくらちゃん。こうやってみるとツアーではもうお姉さんなんだなーとか感じながら、そんな場面を見るだけでもなぜかワクワクする。←(バカです。感覚がおかしい?)
次に少し左の打席に来たのは森田理香子。昨日までの成績は+1(カットラインぎりぎりでの通過)。2013年の賞金女王だがここ数年は上位に食い込んでこない。でも打ち始めるとその美しいスイングに引き込まれる。この日一番凝視させてもらったプロ。なめらかな力みのないスイングは健在。でもその表情はあまりさえず、気合もあまり感じられない。今のポジションがそうさせるのか?闘志を内に秘めるタイプなのか?それとも調子が上がっていないのか?アプローチイップスだったという記事も見ましたが、なぜ上位に来ないか不思議なぐらい。以前のような活躍を望むプロの一人。
その向こう側では、福島浩子と表純子。ベテランらしく、リラックスした様子で時折会話をしながら練習。時折笑顔を見せる福島浩子だが今日はイボミと同組。ギャラリーが多くつくのは必至。そんな時の心境はいかがなものだろう。やってやるぜ!と思っているのか、それともやりにくいと思っているのか?コースでは、まずこの組を見に行ってみようと思った。
7時40分ごろだろうか。前の打席が空き、そこに入ったのがアン・ソンジュ。スイングを観たいと思っていた選手の一人でラッキー・・・と思いきや。あまりに目の前過ぎたためか、キャディで見えない!「おい、見えないからよけて」なんてことは言えるはずないので(当然です)、体を少しずらしながらキャディの横の隙間と足の間から、ベタ足スイングを観察。太い体もクルリと回し力強い弾道を打ち続ける。うーん態度も見た目もなかなか太々しい(うまい)。少し遠めのところではイボミも練習している。しきりにテイクバックの位置をチェックしている。あれだけ朝の練習からスイングチェックしているところを見ると、調子はイマイチなことは想像できる。それでも今の位置は-3で15位T。調子が悪くてもこの位置のいるというのはさすが現在賞金ランキングトップの実力者。周囲の期待も大きい。
その10分後ぐらいだろうか、アンちゃんの隣の打席にスマホで音楽を聴きながら入ってきたのはキムハヌル。おー、このプロも見たかったんだー、と一人ほくそ笑む。アンちゃんと韓国語で話をしているが何を話しているかわからん。でもニコニコ笑顔のキムハヌルに対して、仏頂面のアンチャン。なかなか対象的なツーショット。
やはり練習場は面白い。いろいろなプロのスイングや様々な球筋を至近距離から見ることができる。自分の飛距離もドライバーで230~240Yなので女子プロに近く、自分の球筋と単純比較もできる。フェアウェイウッドの球筋はすごく参考になりました。
そんなこんなしているうちに、8時10分。練習をみながら、このあと見て歩くプランも決まったので、次はコース観戦へと練習場を後にした。あー面白い!
あまりに長くなりそうなので、この後は次回のブログに書こう。