折れない心を持つには?

初めてラウンドする方に、私はいつも「折れない心を持ってきてください」と伝えています。

ゴルフのラウンド中はショットが思い通りにできなかったり、進行を気にするため走ったりして、すこしつらい思いをすることがあるからです。そうならないため、少しづつゴルフのプレースピードに慣れてもらおうという企画が『気軽にゴルフ体験』なんですが、それでも初ラウンドの時は挫けて心が折れそうになるここともあるので、そう話をしています。

先日のイベントでもそんな話をした時、参加者から「心が折れないためには、どうしたらいいでしょうね?」と聞かれて、良い回答が思い浮かばず「やっぱ、気合じゃないですか!」とひと昔前の体育会系のノリで回答。みんなあきれて笑っていましたが、私は半分冗談で半分本気の所もありました。そんなうまい方法は無いとその時は思ったので。

でも、あとでもう少し良いアドバイスはなかったかな・・・と考えていた時、以前、メンタルトレーナーのお話を聞く機会があり、ついでにその方のラジオ出演時の音源を頂戴したことを思い出した。あるかな~と探したら・・・ありました(自分、すごい!)

15年前でしたね(汗)

当時福島大学の教授でトップアスリートのメンタルコーチもしていた白石教授。15年前なのでこの分野もいろいろ進化していると思うが、すごく心に響いたことを覚えていたのでをもう一度聞いてみることにした。そしたら、その中に「折れない心を持つ」ヒントがありました。

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「前後際断」(沢庵禅師の言葉)

終わったことは良くても悪くても取り返しがつかないし、これからどうなるかわからないことをあれこれ心配することも意味がないこと。前も後ろも断ち切って、今に集中しなさい。

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という意味で、沢庵禅師の言葉を紹介していました。

ゴルフに例えると、良いショットもミスショットも忘れ、また、ミスすんじゃないかとか?池に入れるんじゃないか?など、どうなるかわからないことをあれこれ考えることなく、今打つショットに集中すること。これが心が折れず18ホールプレーする方法ではないか・・・と。

科学的な解決策ではないんだが、気持ちを切り替える言葉としてはとても良いと思う。

その他CDの中には、感情をコントロールする方法や、集中力を増す方法などが録音されており、久々にメンタルトレーニングのすごさを再認識。トップアスリートはメンタルトレーニングをしていると聞くが、アマチュアゴルファーにも十分応用できそう。CD内容は、またの機会にご紹介します。

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