本日(4/30)から、岩手ゴルフ倶楽部のヤーデージブックが販売スタートする。1冊810円(税込み)。ヤーデージブックというと、どうしてもプロが使用するものと思い敬遠しがちだが、本製品はアベレージゴルファー用に作っているので、まずは手に取ってみていただけら幸いです。
この製品を作ろうと思ったのは、ゴルフトーナメントで、プロたちが後ろのポケットから「さっ!」と取り出してコース戦略を練っている姿がかっこよく、『あれやってみたい』と思ったから。私と同じ戦略好きの方は、ホームページなどからイラストをダウンロードし、また今ではGoogleMapなどでも距離測定ができるため、自作のヤーデージブックを作成した人もいるのではないだろうか?それだけ、あのカッコいい姿はゴルファーのあこがれだ。(そう思うのは、私だけでか?)
また、最近はGPSなどを搭載した小型端末も数多くでていて便利になったが、一面で全コース内容を見れて、しかもポケットに入れてもそれほど気にならないという紙ならではの良さはやはり捨てがたい。ということで、時代に逆行しながらも制作。
この製品の最大の特徴は二つの高低差の表記。一つ目はホール全体の高低差をしっかりと記載した。打ち上げ、打ち下ろしがわかるので残り距離だけではなく、高低差を考慮した番手選びができる。
二つめは、グリーンのアンジュレーションの表記。高低差を色のグラデーションにて表現。また、グリッド表示することで高い位置、低い位置を明確にすることでグリーンの狙う時のボールの落とし場所をどこにするか?その戦略を立てることができる。
コース全体の残り距離などは、スペースが限られるためできるだけ少なくしている為、上級者やより細かく知りたい人にとっては物足りないとおもうが、そんな方は是非自分で測定し書き込むことで、自分オリジナルのヤーデージブックにしてほしい。
この製品はできるだけ安価に抑えるため、少し犠牲にしたものがある。それは表記の距離精度である。距離測定にはドローンの写真測量を使用した。この技術は現在土木現場等に使用されていて、精度は数センチほどという高精度な方法でもある。しかしその精度アップをするためには、追加作業量や使用する機材が増え、製品単価に跳ね返り高価なものとなってしまうため、今回はそこまでの精度追求はしない方法にて測定した。
ただし、今回は初製品。実際に制作した後、ニコンのレーザー測定器COOLSHOT40iにて全距離を確認した。結果は、200Y前後の距離を測定した際は最大3ヤードの差が出た。短い距離では2ヤード以内程度。したがって、この距離差を了承いただける方にご利用いただきたいと考えている。
また、ヤーデージブックを制作するにあたりコースの3Dデータが出来上がるのだが、合わせてそれも見ていただきたい。紙では表現できない起伏などもわかるので、初ラウンド前のコース戦略なでにご利用いただければ・・・
岩手ゴルフ倶楽部の詳細ページ