2024ジャパンゴルフフェアに行ってきました

2024年3月8日~10日にパシフィコ横浜で開催されている「ジャパンゴルフフェア」に行ってきました。毎年行くことを悩むんですが、今年は日程も問題なしで、しかもJR東日本平日1日乗り放題(キュンパス)というお得プランがあったため、行ってみることに。

展示会風ではあるものの、最近はゴルファーのためのお祭り的なイベントになっています。ゴルフのクラブメーカーから、小物メーカー、練習器具、練習場関連、アパレル関係など、さまざま会社が出店をしているので、じっくり回っているととても面白いイベントです。

その中で、私が気になった商品・会社をご紹介

ボタン屋さんが作るマーカー(左)日東ボタンがボタンの素材を生かしてゴルフ用のマーカーを作っているそうです。
通常の金属製品などよりも軽めなので、風で大丈夫かな?とちょっと心配にはなりますが、質感が違うので、カッコよかったですね。

ボアタイプにつけるマーカー。足元にマーカーを取り付けるので、グリーン上にマークする時に、いちいちポケットを探す必要もないので便利。

マーカーのデザインも画像データなどを提供すれば、+500円程度でオリジナル品も作成できるそうです。

「私はボアタイプのシューズじゃないんで・・・」と言うと、ひもタイプ用も間もなく発売する予定ですとのこと。

ボアタイプが全盛の為、記念品等にもいいかもしれませんね。

プロの試合などでも見かける、電動で動くゴルフカート。

近年は乗用カートが主流なので要望は少ないんでしょうけど、歩き好きな私としては、このようなカートを使って歩きプレーができないものかと(運動不足ぎみなので、ゴルフの時はできるだけ歩くようにしています)

河川敷コースなどや、インターバルが少な目で、アップダウンの少ないコースさんなら是非導入してほしい製品です。

お値段は色々あるようですが、展示されていたのは約20万円

その他にも
・マスダゴルフのアイアンがカッコよかった
・キヤノンが未発売のレーザー測定器を展示
・ROSSASENでミニタオルもらいました
・DUNLOPブースでガチャガチャ(500円/回)
・R2G 150gのレーザー距離計 (110gもあった) CaddyTalkの方が軽いかな?
・【番外】ランドマークタワーにあるPING FITTING STUDIOでパターフィッティングしてもらいました。
などなど。楽しめる企画が色々あります。

その他にプロゴルファーなども来場して、各ブースなどでトークショーなども行われましたが、私がこの人だけは・・・と立ち寄ったのが日本シャフトの「カリーウェブプロ」のトークショー。メジャー7勝、LPGA41勝のレジェンドです。
私が感心したのは約30分のトークショーでの立ち姿。ゆらゆら揺れるわけではなく、目力があり、ゆっくりと落ち着いた口調からは貫禄?オーラというものを強く感じました。世界で活躍した選手というのはこういうものなのか。

帰り道、みなとみらいのショーウィンドウに映る猫背気味な私。寒さの影響もあるとはいへ、ウェブ先生に見習って、背筋をキチンと伸ばし、きれいな姿勢で歩こう!と、今だけは心に誓いました(笑)

「ゴルフなび」を商標登録しました

2012年創刊したフリーペーパー「ゴルフなび」。今更ですが・・・、昨年商標登録しました。『広告業、印刷物の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供』に該当するものに関しての商標登録となります。

今だと、フリーペーパー「ゴルフなび」、「ゴルフなび」ヤーデージブックなどが対象になります。

夏に登録できていたんですが、2023年秋号に間に合わず・・・汗。結果、2024年ゴルフなび春号から、Rマークを追加することにしました。

しかし、特許庁のQ&Aなどに記載されていますがRマークは日本の商標法に基づく表記ではありません。日本では本来『登録商標第6729101号』と表記することが推奨されていますが、文字が長く、ロゴの横に付け加えてまでアピールしたいわけでもないので、慣習的に使用されているRマークを追加することにしました。

今後はデザイン性等も考慮し、表記を取る場合もあります。
まずは『ゴルフなび』12年目(2023年夏)にして商標登録しました!というご報告でした。

二等無人航空機操縦士資格を取りました

無人航空機操縦士とはドローン操縦者の国家資格になります。2022年12月5日から「無人航空機の国家資格制度(無人航空機操縦者技能証明書等)」が始まったんですが、その資格の内、「二等無人航空機操縦士」に合格することができました。

ゴルフなびでは、ゴルフ場のヤーデージブックの制作・販売をしています。ヤーデージブックとは、ゴルファーがプレーする際のガイドブック的な役割をするもので、主にゴルフコースの距離や高低差などが記載されているものです。

その制作をする際に、初めにゴルフ場を計測するのですが、そこで使用しているのが無人航空機(ドローン)による写真測量。飛行しながら写真をバシバシ撮影し、その写真(デジタル画像)をPCソフトを使って、距離精度の高い3次元モデルにします。それによりPC内にて測定が可能となり、必要な個所を選んで計測していきます。ということで、ヤーデージブック制作には欠かせないアイテムの一つにドローンがあります。

「ドローンって資格が必要なんでしょ?」とよく聞かれますが、今のところ(2024年2月現在)、資格が無くてもドローンを飛行させることは可能です。(場所や飛行のさせ方によっては許可申請が必要な場合もありますが、資格がなくても申請はできます)さらに言うと、資格を取得したとしても、メリットがほとんどありません(笑)。

ではなんで取得?

ドローンは2016年から操縦(約8年)していて慣れているとはいえ、なにか証明できるものがあったほうが、ゴルフ場さん(依頼や飛行許可をする立場の皆様)からも安心して任せてもらえるかなと思い、取得することにしたんです。

その資格試験なんですが・・・、やはり緊張するもので、54歳のオヤジ(私)も声を震わせビビりながら受験しました(笑)

この資格を取得する方法は、現在大きく二通り。自動車免許と一緒のイメージなんですが、①教習所に通って取得するか、②一発試験を受けるかです。教習所は近隣にもあるので通いやすいですが、ある程度講習時間もかかりますし、お金がかかる。一発試験はその名の通り1日試験ですが、近隣では実施されていなかったので、今回は福島県まで遠征して受けてきました。遠方での受験でしたが、日帰りで行けますし、コスト負担は大分少なく済みます。

ただ、この一発試験。色々準備はしていったものの、なかなかハードルが高かった。
その理由は
① 操縦する機体が使い慣れたものではない。(初めて操作する機種でした)
② 試験会場の状況・環境が初めてであること。

①に関しては、Phantom4シリーズしか所持していなかったので、正直試験機を見た時はビビりました。ただ今の時代便利なもので、事前にその可能性も想定し(自分自身をほめたい)、YouTubeでプロポの画面を見たり、実際にアプリをダウンロードして、いじったりと試験2日前ぐらいに直前対策(笑)。結果、何とか・・・大丈夫?でした。

一番の難敵は②試験環境。特に視界の悪さはしんどかった。
体育館内で実施されたんですが、暗幕を張っていて室内灯だけで試験。54歳の老眼が入った視力だと見にくい。しかも機体は真っ黒のMavic(汗)。Phantomよりも灯火も見えにくいんじゃないかな?。はじめてつける保護用ゴーグルもズレてきて距離感が全くつかめず、機体が背景と時々同化(汗)。この環境であることは、試験の直前にならないとわからない。普段は屋外飛行なのでここまで見えないことはないのでそうとう焦りました。

と、色々あったものの、結果無事合格なので一安心。

最初でも書きましたが、現時点でこの資格を持っていても何のメリットもなく、民間資格同様に「一定の技能があります」という証明書でしかありません。これが無ければ飛行出来ないわけでもありません。

ただし、今後民間資格がなくなり国家資格に統合されたり、機体認証されたドローンが出てきたときに、色々とメリットが生まれる(制約を回避できる)可能性も考えられます。

なにより、この冬は「ゴルフなび冬号」の発行をお休みし時間に少し余裕ができたので、その時間を活用し、ゴルフ場でドローンを飛行する際に、安心してお任せいただけるようにと取得した次第です。2024年も春から、「戦略好きのゴルファー(私と同類)」の為に、ヤーデージブック制作していきます!

2023年を振り返って

2023年も残すところ数日。年末恒例の今年の振り返り(出来事ベスト3)をしてみたいと思います。例年だと、ゴルフなび冬号のコラムなどの記載していたのですが、今年は冬号をお休み。
そこで、このブログにてまとめてみます。

第3位 HDCPが過去最高に

私は楽天GORAの『JGAハンディキャップ倶楽部』を利用して、スコア登録しHDCPを取得しています。そのハンディキャップが12月末時点で『6.7』。
自分でもびっくりのHDCPになっています。
9月以降のスコアが良く、一気にHDCPが下がっていきました。要因としては、9月以降の業務量が減り、プレーに集中できたからでしょうか(笑)
来年春まで、なんとかキープしたいと思います。
2023年のラウンド回数『34回』。最近の中では一番多かった・・・かな?

第2位 コロナ明けでイベントも通常開催に

5月にコロナが5類になり、イベントも通常開催できる状況に。ゴルフなびでも毎月のコンペ『ゴルフなびコンペ』を表彰式有りに復活。くじ引きで隠しホールを決める『ロトなび9』方式の再開です。

ただ、再開前に感じていたのは、コロナの間開催されていた『表彰式なしのハーフコンペ』のほうが参加者もうれしいのではないか・・・という雰囲気。手軽だし待ち時間もなくすぐに帰れるから。

実際運営する立場でも、ハーフコンペの方が簡単だし手間がかからない。
18ホール希望のプレーヤーが存在するにしても、長い表彰式までの待ち時間はコロナ以前からの懸案事項でした。
今後は表彰式なしのハーフコンペが主流になると感じていますが(18ホール開催でも表彰式なし)、そういうコンペの開催はゴルフ場さんにおまかせ。ゴルフなびのコンペは、それとは違う形(表彰式有り・・・とか)を提案・実施していきたいと考えています。ただ、運営は今よりもう少しスマートにしたいので、2024年に向け改良検討中。

第1位 ヤーデージブックでルール違反を指摘される

良いニュースではないのですが、やはり今年はこの内容がダントツ1位の出来事でした。

※この件の詳細に関しては、過去のブログやホームページに掲載している内容をご覧ください。

今年変更したヤーデージブックの仕様(秋田CCの製品)が、ルール不適合と判断。
えっ!そういう判断をするの?ということで過去商品も確認したところ、それらもルール不適合と判断。結局、計8製品を差し替え対応することに。

製品を使っていただいたゴルファーの皆さん。販売中止になったゴルフ場さん、関係者の皆さん、たくさんの方にご迷惑をおかけしました。
また、応援や激励もいただきました。厄払い?もしていただいた方も。心折れずに2023年を終えられそうです。ありがとうございまいました。

今回の件でR&Aの用具審査などを通じて、ルールやしくみ、審査過程などを知ることができました。いろいろ思うところはありますが、この経験を活かし今後もゴルファーに役立つ製品をつくっていきたいと考えています。

以上、2023年の出来事ベスト3でした。

上記の『ヤーデージブックでルール違反を指摘される』で、2023年のゴルフなびの活動は大幅な変更を余儀なくされましたが、現在、2024年に向けた準備も着々と進行中。来年は迷惑かけない程度にチャレンジングな年にしたいと考えています。

1年間ありがとうございました。また来年もどうぞよろしくお願いします。

いままで一番HDCPが少ない・・・自分でもちょっと怖い(^^;)

ゴルフボールのテスト条件変更は2028年から

2023年12月6日にR&AとUSGAから、新たなボールのテスト条件変更について発表された。公認球のテスト条件を変更することで、飛距離がやや減るという内容で2028年から適用。レクリエーショナルゴルフは2030年1月からとなる。

https://www.alba.co.jp/articles/category/tour/pga/post/lj5kanyvgih/
※ALBANetの記事

同時にJGA(日本ゴルフ協会)にも掲載されている。

http://www.jga.or.jp/jga/jsp/rules/news_detail_22717.html
※JGAの発表

変更の理由は、今後飛距離の伸びに対してゴルフ場の対応などを考慮した場合、持続性が難しくなると判断したからだ。例えば、意図的に作られたハザードが意味をなくしコース改修を余儀なくされたり(ゴルフ場の負担増)、プレーなどの進行にも影響を及ぼしかねないからだ。

ではどこが変わったののだろうか。

現在ボール規則には、大きく6つの項目がある。(ゴルフ用具規則)

1.通則(ゴルフボールの構造)
2.重さ
3.大きさ
4.球体としての対称性
5.初速
6.標準総合距離

https://sports.dunlop.co.jp/golf/contents/function/ball.html

※ダンロップのゴルフボールの規格についての説明

今回の発表は、項目6の『標準総合距離のテスト条件を変える』ということだ。

項目現行条件改定後の条件
クラブヘッド速度120mph(53.3m/s)125mph(55.6m/s)
スピン量2,530rpm2,220rpm
打ちだし角10°11°
標準総合距離(変更なし)317ヤード317ヤード
2023年12月6日発表のテスト条件と現行条件の比較

発表によると、これによる影響は、ロンゲストヒッターは13~15ヤード減。平均的な男子プロは9~11ヤード減。女子プロは5~7ヤード減。私たち一般ゴルファーは5ヤード以下と軽微な変更を想定しているようだ。USGAに図が記載されていました。

正直、ルール変更は一般ゴルファーにとっては、思ったほど大きなものではないと思われる。

このテスト条件の変更が適用されるのが、プロで5年後、アマチュアは7年後。ボールの飛びすぎでゴルフ場の持続性が心配ということだが、その時に日本ゴルフ界がどうなっているかの方が、今は心配です。

【図で検証】カート道路上にあるボールの救済

2023年の9月に開催された『住友生命Vitalityレディス東海クラシック』にて、馬場咲希選手(当時アマチュア)が、「動かせない障害物からの救済」の処置ミスでペナルティを受けた。完全な救済のニアレスポイントを決める際に使ったクラブが違っていて、決定したニアレスポイントが間違っていた為(カート道路の逆側に基点を作ってしまった)、誤所からのプレーで2罰打が課せられた(2ホールで行い、2罰打×2ホール=計4罰打)。

ゴルフダイジェストのWeb記事(2023/09/17) 
https://news.golfdigest.co.jp/news/jlpga/article/160596/1/

このニュースを聞いて、『使用するクラブが違って、2回も逆側にニアレスポイント取れるのか?』と少し疑問に思い調べてみることに。またカート道からの救済について聞かれることも多いので(誤って理解している人もいるので)、ゴルフ規則片手に改めて図を作って整理してみた。

■カート道からの救済方法 (ゴルフ規則16.1 異常なコース状態からの救済 P143)

プレーヤーのボールが、カート道路上に触れていたり上にある場合、またはスタンス区域や意図するスイング区域の物理的な障害となる場合、罰無しの救済を受けることができるとある。
カート道路の救済は、少しゴルフをしていればよく遭遇することなので、知っている方も多い。

ではどこへ救済することが認められるのか?
まずは救済エリアを決めるための基点を決める。基点は完全な救済のニヤレストポイント。そして救済エリアのサイズは、基点から1クラブレングス(パターを除く一番長いクラブ)※但し、ホールに近づかず、カート道路からの完全な救済でなければならない。※以下の図(図16.1a)参照

JGAのホームページ掲載 ゴルフ規則より

この辺りであいまいになりやすいのが、完全な救済のニヤレストポイントと1クラブレングスという言葉の意味。この言葉の定義はゴルフ規則に記載されています。

■クラブレングス(ゴルフ規則 Ⅹ定義 P226)

ラウンド中にプレーヤーが持っている14本(またはそれ以下)のクラブのうち、パター以外で最も長いクラブの長さ。ティーイングエリアや救済エリアを決める時に使用する。
大体のプレーヤーはドライバーになるのでしょうね。

■完全な救済のニヤレストポイント (ゴルフ規則 Ⅹ定義 P224)

この定義には『この基点を推定する時には、プレーヤーはそのストロークで使用していたであろうクラブの選択、スタンス、スイング、プレーの線を特定する必要がある』とある。
したがって、残り距離に対してカート道路が無ければ使っていただろうクラブを選択して、スタンスやスイングの邪魔にならない場所(完全な救済のニヤレストポイント)を決める必要がある。

ニュースなどからすると、ペナルティとなったのは14番と15番ホール。ニヤレストポイントを決める際、14番ホールでは7番アイアンを使用する状況だったのにドライバーを使い、また15番ホールも残り30Yの地点でドライバーを使ってしまったため、誤った場所を基点としてしまった。どちらも、正しいクラブを使っていれば、カート道路の左側ではなく、右側が救済エリアになっていたとのこと。

おそらく馬場選手は、救済エリアのサイズを決める1クラブレングスのクラブ(パター以外の一番長いクラブ)と、基点を決める時のクラブ(カート道路がなければ使用していたであろうクラブ)を勘違いしていたものと考えられる。

しかし、使用するクラブが変わるとニヤレストポイントが変わるのだろうか?と当初の疑問がまだ残っている。ということで、新たに後方から見た図を作ったので、ケース別にニヤレストポイントがカート道路の右側なのか左側なのか、確認してみよう。

<前提条件>
・私のアドレズ時の【かかと~クラブ先端(1Wで125㎝、PWで85㎝)】サイズを参考に図を作成しています。
・カート道路も不明なのでちょっと広めの200㎝。
・クラブヘッドの中心からトゥ側までも5㎝で固定。
・移動する数値は障害物ピッタリで算出しています(実際はストロークに支障がない場所まで、もう少し離れます)

■ケース1

私がPW(ピッチングウェッジ)を使う距離(120Y程度)で、カート道の中心にボールが止まっていた場合の対応。
図のように、左側の方が近いので基点(ニヤレストポイント)となる。

■ケース2

私がPWを使う距離で、カート道の右側から道幅の1/4(50㎝)にボールが止まっていた場合。
図のように、右側が近いのでニヤレストポイントになる。

ケース3

ドライバー(1W)が使える残り距離で、ケース2と同様カート道の右側から道幅の1/4(50㎝)にボールが止まっていた場合。
左側が近いのでニヤレスポイントになる。

つまり、ケース2・3のようなカート道路の位置に止まっている場合は、使うクラブによってニヤレストポイントが右と左で入れ替わってしまう場合があるのだ。(どっちか迷うこともありますが、プライベートラウンドではプレー進行も考慮し、上記の判断基準で大体の見た目で判断することになるでしょう)

さて、使用するクラブが変わるとニヤレストポイントが変わってしまうことがある、ということは分かったが、実際はどうだったんだろうか?
カート道路の救済を受ける際、ボールはカート道路の端でとまっていることが多い。先の図の200㎝幅の道路なら、右左の判断に迷うことはないはずなのだが。(いくらクラブが違っても、右端なら右、左端なら左になるはず)


『住友生命Vitalityレディス東海クラシック』を開催していた新南愛知カントリークラブ美浜コースを調べてみると、どうやら電磁誘導カートを採用しているコースのようだ。

新南愛知カントリークラブ美浜コース 15番ホール 赤丸印あたりの救済だったのかも

この画像を見る限りカート道路は、2本タイヤ幅だけが設置されていて、道幅も狭い(自動運転なのでギリギリで施工している)。秋田カントリー倶楽部さんがこのタイプ。全幅でもおそらく130㎝~150㎝程度。馬場選手のボールが外側(右側)の道路に止まっていた場合、馬場選手の身長(175㎝と私よりも高い)と手の長さからして、ドライバーを使用して基点を決めると、内側(左側)になる場合もありえるだろう。(あくまで推定ですが)

と、長々書きましたが、ここまできてようやくニュースに対する疑問もスッキリ(勝手に)。
プライベートのラウンドで、詳細を求められることは無いと思いますが、ニヤレストポイントの決め方によってはライが全然違うことがあります。しっかり覚えて、堂々と有効に救済を受けましょう

ZOZO CHAMPIONSHIP 2023 観戦してきました

日本で唯一開催されるPGAツアー『ZOZO チャンピオンシップ2023』の初日を観戦してきました。2019年の初回開催以来の観戦なので今回2回目。やはり、PGAツアープロや日本男子プロたちのプレーは、TVやインターネット配信を見ているのと違い迫力満点。さらに、大会を盛り上げてくれるイベント設営により、会場の雰囲気も良く楽しむことができました。

いまだに目に焼き付いているのは、男子プロたちの弾道。
普段の自分や仲間たちの弾道の頂点部分から、2段、3段とさらに真っすぐ伸びていく感じで、見ているだけでスカッとします。どこまで飛んでいくんだー。

ただし観戦する際、気になったところなどもあり、次回の参考になるよう、今回の大会の様子(運営)を2019年大会と比べながら振り返っておきたいと思います。

■チケット代

チケットにはいろいろな種類があります。1DAYチケット、フロントローシート、エキサイティングゾーン、スタンドシート、その他にバス送迎付きや、オリジナルグッズ付など。

それぞれによって価格は違いますが、1DAYチケットは10,000円~14,000円(ZOZO公式ページのZOZOTOWN会員向け。※早期購入はもう少し安いはず ※ローチケなどの場合は、もっと高い)。私はギリギリに観戦を決めたので、公式ページから1DAYチケットを10,000円で購入(+システム料220円)。高額なのでは?という声も聞いたことありますが、私としては妥当かなと。

2019年時は1日2万人のギャラリーで人垣ができ、フロントローなどのチケットを買った方がばっちり観戦できたが、今年は約5,000人(初日)。1DAYチケットで十分。スタンドもガラガラだったので、見た目には寂しい感じでしたね。

ZOZOCHAMPIONSHIP 公式ページ掲載のガイドマップ

■アクセス

会場へのアクセスはあまり良いとは言えない。意外と大変で、駐車場などが早めに完売する理由が良くわかります。

習志野カントリークラブ。観戦するためには、『千葉ニュータウン中央』または『印西牧の原』から向かうことになる。

千葉ニュータウン中央からはバスが運行されている。Webなどの案内では【優先者用バス】と掲載されていて、お体の不自由な方、お年寄りの方などを優先。さらに一般の方も利用可能とのこと。その文言からすると、ギャラリーは使えないのかな?と思いながら向かったのだが、結果は問題なく利用できました。おそらく、近隣の方々への配慮から、そういう文言での案内になっているのだろうが・・・わかり難い。たしかに、2019年時は早朝でも大行列ができて、バスが来ない!と不満がでていたのを覚えています。

バスの到着先は、ゴルフ場から少しはなれていて、会場まではそこから徒歩で約15分(約1㎞)。駅から約45分(3.5㎞)歩くことを考えれば近いけど、意外と歩くことになる。

印西牧の原駅からもChampionsGATE(ゴルフ場裏口)までは約20分(1.5㎞)歩くことになる。さらにそこから、スタートホールまでは約10分(1㎞)は歩く。ただしNO3グリーン、No4Teeそばのゲートの為、そこから見始めるならオススメです。そして、ChampionsGATEにはオフィシャルストアもあり、買い物もできる。ZOZOGATEのオフィシャルストアよりも規模はやや小さいが、商品はそれなりにありそうでしたよ。

WEBでは混雑を避けて徒歩来場をお願いしているが、どちらの駅から向かうにせよ、早朝からまぁまぁ距離を歩くことになるので、ゴルフ大好きファン以外にはハードルが高そうだ。

引き続き、気付いたところを追記していきますが、時間がなくなり一回休止(笑)

■朝のタイムスケジュール

開場やスタートなどのタイムスケジュールは、個人的にはGOOD!

駅からバスの始発:6:00
ゲートオープン:6:30※同時にオフィシャルストアもオープン
入場オープン:7:00
トップスタート(初日・二日目):8:45 ※最終日は8:15

私の初日のプランは、朝の練習場を見て、スタートホールを見たら、選手について歩くことだった(2019年はあまり動かなかったので、習志野CCを見たかった)。初日のスタートが8時45分だとすると、選手が練習場に来るのは7時30分過ぎ。入場後も時間があり、到着後ゆっくりMAPをみたり、ペアリング表をみたりとする時間があり、早朝のゴルフ場で今日一日をどう観戦するかを想像している・・・なかなか贅沢な時間でした(笑)

zozochampionship2023 まだ誰もいない初日の練習場

40分ぐらい早いスタート選手の練習を見た後に、スタートホールへ。ミヤギテレビ杯では朝はバタバタなのだが、なかなかゆっくりすごせました。

■オフィシャルストア

大会グッズはコラボ商品などを販売。キャップやタオル、ピンフラッグなども販売。皆さんここで購入した商品に、選手のサインなんかをもらってましたね。
今回私は、ゲートオープン直後~入場オープンの間に買い物を終了(1日持ち歩くのは辛いが)。2019年時は昼ぐらいに買い物にいったら、店内がめちゃくちゃ混雑していて、会計するまでに30分以上も並んだ記憶があったからだ。でも今年はそこまで混雑しなかったかも。
ストアも複数個所設営されていたというのもあるが、オフィシャルストアの規模も小さかった。さらに会計に並ぶエリアも小さい。想像だが2021年以降の状況を考慮し、運営側がそこまで混まないと判断し、ショップサイズを縮小しているのかもしれない。

■持ち物検査

金属探知機によるセキュリティーチェックがあった。
飛行機に乗るときのように、金属物をすべて小皿にいれて、探知機をくぐり、なにも無ければ受け取って入場。その際、折り畳みのイスと双眼鏡には、チェック済みのタグがつけられた。

セキュリティーチェックでつけられたタグ

WEBでは、持ち込むバッグに関して、小さいバッグ(15㎝×15㎝)が推奨されていた。それ以外を持って行っても、会場内には入れそうだが、入場までに時間がかかる可能性がある旨が記載されている。
そんなところで時間かかりたくないなと、私は駅のロッカーに荷物をぶち込んで、ポケットにスマホとサイフ、双眼鏡を首から下げ、袋から出した折り畳みイスを片手に向かったのだが・・・・

実際は、リュックサック等の規定サイズ以上のバッグを持ってきている人が多数。さらに、セキュリティーチェックもリュックを持っていようが、手ぶらで行こうが一緒(手ぶらだからの優遇されることはない)。係りの人にバッグの中をチェックされる以外は、入場時間はそんなに変わらない。無理して手ぶらで行く必要もなかったかも。

■動画撮影OK 写真は限定箇所でOK

みんな動画取りまくってましたね(笑)。私はあまりとらなかったんですが、選手のスイングとか、しっかり撮影してましたよ。プレー後は選手との記念撮影。ギャラリーとしてはうれしいですよね。ファンも拡大。

現在は、SNSでの発信って宣伝効果とし大きい。来場していない友人知人と後日話題に上がることにもなるだろう。心配される撮影マナーも、私が見る限りはプレーに影響するような撮影ななかったと思う。日本ツアーでも解禁してほしいところだ。

■イスは持参したほうがいいのですが・・・

ZOZOに限らず、トーナメント会場では座るイスなどは少ない。
ZOZOの場合は、1ホールつぶして広大なフードエリアがありますが、意外とテーブル・椅子は少なめ。芝生の上に座って食事すれば問題ないのだが、そのような人はあまり見かけなかった。それよりも、折り畳みイス持参の人は少なかったようにも感じる。電車などでの来場のため、手持ちを増やしたくなかったのだろうか?選手の追っかけをするのなら持ち歩くのも邪魔なので、必要ないかもしれない。

ただ、私は背もたれ付きの折り畳みイスを持っていきました。確かに行き帰りの荷物にはなりましたが、所々でイスを出し、休憩しながら1日観戦することができました。(朝6時30分~16時までの約10時間)しかも、途中でイスに座って30分ぐらいは寝ましたね(笑)

PGAのSNSでは人垣の後ろから、折り畳み台の上に上がって観戦する姿も紹介され、話題になっていました。

手ぶらなのか、折り畳みイスなのか、上から見ることができる折り畳み台なのか、それとも杖代わりになる一脚イスなのか。いずれにせよ、長丁場の観戦をどう楽しくすごくか、観戦プランに合わせて持参グッズも検討するといいと思います。

■習志野カントリークラブ

コースの状態は良かったですね。グリーンは少し柔らか目?でしたが、スピードも出ていたようです。ピン位置もエグイところに切られていて、これがPGAのセッティングなのか~と興味津々観戦してきました。

今回色々なホールを見て回ったんですが、結構アップダウンもあり、フェアウェイにも傾斜があり、グリーンも大きなうねりありと、戦略性の高いコースです。プロのティーショットの落ち際が大体見えないところ(アンジュレーションの影や、バンカーの奥側など)で、コースしっかり把握していない、フェアウェイをキープすることができない。

ラフはそれほど深くなかったようにみえたが、全体的に難易度の高い、非常にタフなコースなことは間違いない。

■来場者数

来場者数は何人ぐらいだったのだろう。
初日の私の感覚では約5000人程度。最終日は中継を見ている限り1万人程度。2019年は1日2万人前後が来場していたから、今年の来場者数はちょっと物足りないのではないだろうか。
初日は、松山、リッキーファウラーの組には結構たくさんギャラリーが付いたようですが、それ以外はあまり混みあうこともなく、観戦することができる状態。

選手が良く見れるという点ではいいんですが、せっかくなのでもっとたくさんの人に観戦してほしいと思います。

以上、長々と書きましたが、まとめると
●PGAツアープロ、日本男子プロ、迫力満点。
●大会を盛り上げる設営もいい!ZOZOさんありがとう!
●来場者数、もっと増えてほしい
遠方からの観戦は気軽に行けるもんじゃありませんが、また機会を見つけて観戦したいと思わせてくれる大会でした。コリン 優勝おめでとう!(最後のスピーチにもグッときました)

ゴルフ用GPS距離計を買いました

※ゴルフなび2023秋号の編集長コラムです

近年、プレー時にコース情報の取得手段として、GPS距離計を使用する人が増えている。私は今まで表示距離を疑っていたが、昔の製品より精度が良くなっていると聞き、購入することに。選んだ製品はGarminの『Approach S70』(価格99,800円)。
最近の製品には便利機能が沢山あり、どれを選ぶか悩ましいが、その中で注目した基本ポイントが3つある。

①どのタイプにする?
コースレイアウト表示型、ウォッチ型、音声型など色々あるが、かっこいい腕時計型(個人の感想です)が欲しかった。小さい画面での操作性や、スイングの邪魔になるのでは?と色々心配だったので、事前に普段使用しているスマートウォッチをつけてプレーしてみる。操作性に関しては…受け入れ(^^;)、またスイングへの影響も感じなかったので、希望通り腕時計型を選択。ただし、プレー後日焼けのあとが残るのでご注意を(笑)

②位置精度は?
私の中で一番重要視している項目。しかし位置精度を仕様に記載していないメーカーが多く比較できない。そんな中注目したのは、測位衛星『みちびき』の受信信号で『サブメーター級測位補強信号(L1S)』への対応の有無だ。これに対応すると技術的には誤差1m以下の測位が可能となる。さらに、S70にはマルチバンドGNSSという精度アップ機能も追加されていたので期待大。

購入後、近所の広い所に行き、ポイント間が測定できる『ショット計測』機能を使ってその実力を確認してみた。まず基準ポイントをニコンのレーザー測定器(精度±0.75yd)を使って50yd毎に300ydまでを測定し、その各ポイントをS70にて確認する(3往復)。結果は±2yd以内。この精度であれば十分だ。※実際は環境やコースマップなどの誤差も加わるだろうが、機器の実力としては問題なし。

③画面のみやすさは?
表示画面のわかりやすさも重要な要素で、Webの評価記事や動画をチェック。S70には有機ELディスプレイが搭載されているが、購入後、炎天下のゴルフ場でも十分見えた。また旧モデルよりもイラストが精細になり、コース全体をイメージしやすくGOOD!

予算オーバーだったが、良い買い物ができたとウキウキだった私。しかし、ゴルフなびでは現在ヤーデージブックを制作販売している。ライバル?大丈夫なの?とご心配の声も。

GPS距離計は、その機器の精度を許せるなら、計算や歩測することなく残り距離がすぐにわかる優れもの。速やかなプレーにもつながるだろう。ただヤーデージブック(2021年以降に販売したもの)は、GPS機器にはない情報も含んでいるので、私のおすすめは、両アイテムを併用する『二刀流』です!  

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子OP2023観戦

2023年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープントーナメントが開催されています。

今年は、久々の人数制限なしでの開催で、初日の午後と2日目午前中の観戦してきました。初日は2789人。2日目は5,775人。盛り上がりました。観戦を楽しみつつ、以前と異なっていると気づいたところを記載してみます。


以前、観戦の参考にと書いたブログはコチラから

以前と異なっている所

■シャトルバスは観光バス
コロナ前は路線バスにて運行していましたが、今年は観光バス(全座席に着席)にて運行されていました。ただし、早朝等の混雑時は一部路線バスが出る・・・かも?(バス会社スタッフさんより)。実際は乗車していないので不明。

■パンフレットはなくなり、ペアリング表の裏面に
入場時に配布される資料は、コロナ感染拡大防止による、制限ありでの開催時と同様に、ペアリングシートの裏面にコースレイアウトが記載されているものとなりました。
以前はしっかりとしたカラーのパンフレットがありましたが、廃止されていました。

■50回記念大会のカジノマーカーがもらえます
今回で50回の記念大会。
記念に全員にカジノマーカーがもらえました。

■特別観戦エリアはない
コロナ前はイス持参による特別観戦エリアが設けられていたが、コロナ後は無し。そして今年もなし。

■ギャラプラ以外の飲食コーナーはなし
コロナ前は、ギャラプラ以外に数か所飲食エリアがあったが、なくなりました。

■インターネット中継はGOOD
テレビ中継の時間も増え、LIVE中継も多くなっているが、やはりインターネット配信があるのはうれしい。なぜなら、コース内でもチェックできるからだ。
インターネット配信はLIVE中継。注目の組は、常にテレビカメラが追いかっけているので、コースを移動しなくても状況チェックができる。つまり、定点観戦派の人は、目の前のプレーとインターネット配信で注目組を同時に観戦できる。

2019年(左)と2023年(右)の放送配信比較

■フォトスポットがある?(詳細未確認)
帰宅後気づいたのだが・・・・(^^;)
入口そばのエリアがフォトスポットとして設定されている。おそらく、このエリアだけ写真撮影が許されているのではないだろうか?今までは場内撮影禁止だったため、観戦行ってきましたーの画像は寂しいものだったのだが、もし撮影できるなら、18番グリーンや練習グリーンを背景に撮影ができそうだ。実際の『フォトスポット』の使い方を聞いてこなかったので、これから行く方が、係りの人に確認しながら使用してみてください。

1日目の午後と二日目の午前中に観戦し、特に印象に残ったことが二つ。

★一つ目は選手たちの練習量
1日目のラウンド終了後、練習場に行ってみると、所狭しと選手たちが練習している。17時となり少し暗くなりかけてきたので、帰ろうと出口に向かうと、練習グリーンにもたくさんの選手たちが。こんなに練習するんだから、ここ数年女子プロのレベルも上がってきたと言われるのもうなずける。
1ラウンドすると、体のあちこちが痛くなって、3日ぐらいは調子が悪いおじさん(俺)とはわけが違う。あらためて、すごい世界だなー。

★ベテラン?の落ち着き
若い選手は、ショットの不調も態度に出るし、ギャラリーとのコミュニケーションが上手じゃないようにも感じることが多い。
しかし、勝みなみ選手や、畑岡奈紗選手などについて回ったんですが、ギャラリーの多さや自分の悪いショットにも動じない落ち着きっぷりに関心。
以前観戦したときも、40歳前後のベテラン勢(表純子プロや福島浩子プロ)の落ち着いた振る舞いに感心したものだが、彼女たちはまだ20代・・・ですよね(^^;)。世界という舞台で戦っているからなのだろうか?プロのオーラがあってすごく印象にのこりました。

明日の最終日は仕事をしますが・・・・インターネット中継で観戦もします(笑)

ゴルフなびヤーデージブック【サイズ制限越え】経緯と対応 Part 3

2023年4月。ゴルフなびヤーデージブックの一部商品が、ルール不適合と指摘を受けました。今回その経緯や内容について、今後の記録として残すため、その後の対応等を3回にわたってまとめているPart3です。

Part1はコチラから
https://age-sht.net/archives/7539

Part2はコチラから
https://age-sht.net/archives/7552

現状の解釈内ではNGだが、R&A用具審査に正式な審査をお願いしてみてもいいかもしれない。(あらたな解釈がされるかも)と考え、秋田CCの製品に関しては『R&A用具審査』に提出してみることにしたのは4月下旬でした。

R&A用具審査の書類準備

R&Aへの用具審査手続きに関しては、JGAのホームページに丁寧に記載されている。http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/info_03.html

分類としては大きくクラブとその他(ティー、グリップ、手袋、電子機器など)に分かれている。ドライバーなどのクラブに関するルール適合などの審査も、この申請で行われているようだ。

今回はヤーデージブックなのでその他の分類で申請。申請費用は65ポンド(申請時で日本円で約11,000円)。英語力の無い私は、Deep-Lを駆使しながら申請書などの書類を作成し、発送準備が完了。

イギリスへの荷物発送

そもそも海外に荷物ってどうやって送るの?からスタートした私(汗)。
郵便局にはEMS(国際スピード郵便)というサービスがあり、これで発送できることを知る。へ~。便利な世の中だなーと感心する。

Webフォームから入力できるので、いろいろ記載する必要はあるが、日本郵便のWebページに細かく解説されているので(解説動画もある)、時間はかかったが何とか完了。窓口に行き支払いをすませて発送完了(送料 3,150円)。到着までの標準日数は3日。問い合わせ番号を見ながら到着をチェックしていると・・・・ここでトラブル発生!

保管・・・(汗)

イギリスに到着したまでは良かったが、そこで荷物が保管され動かなくなる。Webで調べるとEMSはイギリスに到着するとPercel Froceにて配達される。そこでPercel Forceのサイトで番号を問い合わせしてみると【Address problem】と書かれている。ガーン(^^;)

何が間違ったのか・・・

もう一度確認してみたが、住所は間違っていない・・・が・・・あれ? Postcodeが空欄になっている。これか?

ということで、住所の番地と勘違い(イギリスは数字だけじゃないのかよー)していて、PostCodeを空欄のまま発送。住所不定で荷物が保管されたようです。

何とか修正できないか、Percel Forceに問い合わせしてみたが・・・
【住所の訂正はできません。発送元の国の郵便局で必要な修正を依頼する機能があります】とメールで回答が。

では郵便局に問い合わせしたところ
【国際交換局前なら可能だが、それ以降の変更はできない。待つしかないですね】とのこと。

再発送

Webの投稿などをみると、そのまま日本に返品されることもあるようなので、再度発送することに。

書類はPCで作ったので、一部校正しながら作成。EMSの入力も2回目なので順調に。住所の入力だけは間違えないように。よく見るとPostCode以外にも、色々抜けていたところも入力。

これで、発送したところ約1週間で無事到着しました。ちなみに、保管されてしまった荷物は、なんと1週間後に動き出し・・・無事?到着してしまったようです(遅いんだよー)。住所不明ではあったが、おそらくその後手作業にて確認したのか?配達されたようです。→R&Aにその旨を連絡し、2重請求されないようお願い。

1回目発送の追跡記録
2回目発送の追跡記録

その後、R&Aから荷物受取、審査受付と28日以内に結果がでますと連絡が入りました。

審査受付から28日後・・・

受付から28日後の6月上旬、一通のメールが入りました。

この審査はゴルフ規則チームとの話し合いが必要で、時間がかかっています。決定次第連絡する (R&A 担当者)

日程を区切ることなく、延長戦の連絡でした。ただ、規則チームと話し合いをしているということは、少なくとも何かの変化を検討しているのでは?と少し期待をしつつ待つことに。

審査受付から2カ月後・・・

R&Aからの連絡は入らず、その間商品の修正や新規作成はSTOP。
北東北のシーズンは半分を過ぎようとしていて、これ以上待つことは難しかったので、R&Aに強めに?催促してみることに。

メール後土日を挟んだ週明けに1通のメールが届きました。

ルール不適合です・・・しかし

メールに書類が添付されてきました。

正式見解として、見開き2ページのホールマップ(ホールレイアウト図)が違反であると判断されました。

しかし、この書類が送付されてくる前に、事前にメールもいただきました。

(R&Aからのコメント抜粋)
この件について話し合いをしたが、2ページにまで広がったホールレイアウト図は、サイズ制限を越えている。このため、違反であると判断し、競技では使用するべきではない。

しかし、この判定が規則解釈が意図しない結果であることを認め、解釈の見直しをすることにした。ただ、この変更にはUSGAも含め議論と合意が必要なので時間がかかる。見直しの結果、解釈の変更がされた場合には連絡する。

ということで、今後見直しの可能性も示唆してもらった。

現在の解釈では、グリーンの形状をしたものはすべて(ただの丸印であっても)、グリーンのラインを読む援助になるかどうかにかかわらず、このルールの規制の対象になってしまっている。

私も最近老眼がひどく(笑)、自分で作ったヤーデージブックが見えにくい年ごろです。規則とは関係ないものに関しては、制限を外してほしいと思います。

決定後、秋田カントリー倶楽部のヤーデージブックで見開き2ページの図を1ページに変更。8月からようやく無償差し替え及び販売を再開しました。

今回の決定まで、色々お待ち頂いた皆様。ご迷惑をおかけしました。

そして、本来なら4月の不具合が判明した時点で修正を加えるところ、R&Aへの正式申請結果を待つことに了承いただいた秋田CCさま、ありがとうございました。(3ヶ月間の販売機会を損失させてしまいご迷惑おかけしました)

今後もゴルファーの皆さんの役に立つような、より良い製品を制作できるよう努めていきます。そして、このブログがなにかのお役に立つのであれば幸いです。